日本三大精進料理の一つとも言われている『普茶(ふちゃ)料理』をいただきました。
普茶料理を提供しているお店は探せば各地にありますが、普茶料理発祥の、本家の普茶料理を食べてみたいと、向かった先は京都の宇治市へ。
現在も普茶料理をもてなしている黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)という普茶料理発祥のお寺へ行ってまいりました。
アクセス
最寄駅は京阪宇治線とJR京都線の黄檗駅です。
駅から5分ほど歩くと黄檗山萬福寺へ辿り着きます。
この総門の中を入ると右手に銀杏庵があります。
こちらは普茶料理がいただけるお店になりますが、今回はこの先(この写真からするとすぐ左側)にあります黄檗山萬福寺の中でもてなしている普茶料理のレポートをいたします。
黄檗山萬福寺の普茶料理をいただく際は、隣の三門で、普茶料理の予約をしていると旨伝え、萬福寺に入ります。(※予約制。後述します。)
⬇︎黄檗山萬福寺境内レポートはこちら⬇︎
普茶料理・黄檗山萬福寺精進料理はご馳走!
普茶料理とは、中国の精進料理を、日本人に合うようにされた精進料理。
日本三大精進料理は永平寺流精進料理(福井県永平寺町永平寺)・大徳寺流(京都市北区大徳寺)・普茶料理(京都府宇治市黄檗山萬福寺)で、そのうちの1つ。
それによって、この辺りでは、『普茶料理』のお店もいくつかあります。
『いんげん豆太郎』というキャラが看板後ろにいました。
このキャラクター、実は意味があって、このお寺の開祖の隠元禅師がもたらした『豆』があの、『いんげん豆』と呼ばれています。
さて、普茶料理というものは、大勢で楽しむものとされ、複数人で行くと良いそうで、
2人以上の注文しか受けつけてくれないお店が多いですが、萬福寺内『黄龍閣』の普茶料理屋は、1人からでも食べることができるお弁当が用意されています。
これは2018年11月にいただいた『普茶弁当』
季節の食材をたっぷり使っているので、素材好き、自称グルメとしてはたまらないお料理。
茶団子の隣の蒲鉾に見えるピンクのものは、なんと、長芋の天ぷらでした♡
1つ1つが違う食材のお料理なので、飽きることなく、いただけます。
季節ごとに使う食材も変わるようなので、毎季節ごとに行って『普茶料理』を楽しむのも良さそう!っと思い、次の冬の季節にお邪魔いたました。
2回目は、友人を誘って、コース料理で。
コースは2名以上で予約可能です。
ここでは、料理ごとにお皿を変えるのではなく、この取皿2枚と、湯呑み1つでコース料理を全て取り分けて食べてくださいというものでした。
料理内容はトップ画像になっているものでしたが、2022年現在、コロナウィルスの影響下で、複数人で取り分けるというスタイルでの提供が困難になりメニューは変更になっています。
特別普茶プランには『うなぎの蒲焼きもどき』などが入っていて、更にボリューム満点で楽しめます!
黄檗山萬福寺での普茶料理は3日前の朝までの予約制。
予約の日まで、(日数の)余裕がある時は、予約の葉書を送ってきてくださいます。
味も美味しいので、人をお連れしても喜んでいただけると思います☆
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