役行者の修行場【京都・和束】鷲峰山金胎寺

和束町

京都府相楽郡の和束町に鷲峰山という山があります。

ここは昔昔、後醍醐天皇が金胎寺に入られていたそうです。

1300年前に創建され、平安時代の最盛期には50以上の堂宇が建っていたといたそうですが、鎌倉鎌倉時代、兵火にあってほとんどの堂宇が消失してしまったそうです。

金胎寺まで行くのはなかなかの運動量が必要で、簡単には行けません。

バスで行くと    JR大和路快速線『加茂』駅から奈良交通バスの『和束小杉行』に乗り、25分、

『 原山 』で降り、

そこから、1時間20分歩いてたどり着きます!

原山(はらやま)入口
こちらをズンズン歩いて行きます
原山の円形茶畑
歩いて鷲峰山へ上がる場合、こちらの円形茶畑から山道に入ります。

車で行っても、進める場所に限りがあり、そこから山道を2.30分歩きます。

杉の木の香りただよう山道でのウォーキングは、とっても気持ちがいいので、歩くのが好きな方にはとってもいいのではないかと思います☆

鷲峰山の山道
キノコが山盛りの切り株もありました
鷲峰山金胎寺
紅葉時期、大紅葉が美しいです

金胎寺の門を入ると、正面には社務所があります。

左の建物は本堂
本堂隣の部屋

本堂前の小径がまだ先に続いています。

奥に入り口があります。

この先は、役行者の修行場として、ハードなコースになっているそうです。

山がお好きな方、山で修行したい方にはイイかも。

行場めぐりの入り口

結構ハードなようなので、簡単なノリでは行かない方が良い場所のようです。

先ほど入った門を出て、上に上がる方に見ると、そこにも小さな門。

こちらの小さな門をくぐり、少し歩くと、多宝塔にたどり着きます。

多宝塔(鎌倉時代後期・重文)

こちらの多宝塔は伏見天皇によって建立されたとのこと。

壁面には16面板壁に「真言八租像」が描かれ、中央壇上に伏見天皇の守り仏「愛染明王像」が安置されていて、

毎年9月の第一日曜日、護摩法要のときに一般開放されるとのこと。

さらに山道を上がり、矢印(宝篋印塔)方向へ進んでいきます。

宝篋印塔がある場所が鷲峰山の山頂682m。

ここは、奈良時代の越智泰澄法師が麓まで托鉢を飛ばして食料を得たという「空鉢(くはち)の峰」伝承の舞台となっている。

京都の町のお寺とはまた違った、宇治茶の町の山の上のお寺で、こちらも素敵な魅力があります。

ハイキングになるので、歩きやすい靴必須です。

車道もない空気の良い道で、自然を楽しめるハイキングができます。

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