京都伏見区奥の神聖な山・醍醐山『上醍醐』を歩く

京都伏見・醍醐寺上醍醐 京都市
京都伏見・醍醐寺上醍醐

京都、伏見区と言えば、
伏見稲荷が有名ですが、

伏見区の山奥に西国三十三所観音霊場第11番札所である『醍醐寺』があります。

『醍醐寺』とはかなり有名な名前ですが、

おそらく、京都観光の通りがかりでは、通らない場所で、

『醍醐寺へ行く!』と決めた人しか行かない場所にあるようなお寺かもしれません。

事前に『醍醐寺』を調べていると、
醍醐寺境内はとても広く、

大きく分けて、

上醍醐下醍醐があります。

上醍醐下醍醐の『総門』から3.2km参道を上がっていきます。

上醍醐は標高450mの『醍醐山』にあり、山道なので、なかなかハードかもしれません。

上醍醐へ行く場合は軽装備で行かれることをオススメいたします。

(私はこの日、10kg程の荷物を背負って上がったので、上がれないこともないですが、

軽い登山と思っていた方が良いかもしれません。)

そして、下醍醐は、

上醍醐の『下』にあるという意味で、

最も多くの人が言われる『醍醐寺』は、この下醍醐になります。

下醍醐は、
3つに別れていて『三宝院』『霊宝館』『伽藍』があります。

各場所で入山料、拝観料が必要となってきます。

さて、今回は上醍醐に行きました。

上醍醐のみ行かれる方は、

下醍醐に入らずに直接上醍醐へ上がる方法があります。

下醍醐に入らずに上醍醐へ直接上がる道

上醍醐が目的の方でも、下醍醐で拝観料を出し、

上醍醐に入山する際にも入山料を出して行かれる方も多いようです。

もちろん、醍醐寺の全てを1日で回りきりたい方は良いのですが、

上醍醐だけ行きたい方からは、ちょっとガッカリする印象を与えてしまうことが多いみたいです。

(※醍醐寺境内はとても広く盛りだくさんなので、
上醍醐下醍醐は分けて行く方が良い。)

上醍醐だけ行く方法があり、

醍醐寺『総門』に入り、真っ直ぐ進みます。

醍醐寺仁王門

仁王門を入らずに右側に進み、次の角を左に進み、まっすぐ行くと(醍醐寺沿いに進む)と下醍醐の出口と上醍醐の入口のポイントに出ることができます。

この先上醍醐への登山口がある
上醍醐の入口

注意したいことは、このポイントで上醍醐に上がるのをやめて下醍醐に行こうと思っても、下醍醐の出口からは入れないようになっていて、また総門付近に戻ることになるという点です。

上醍醐に上がる方は、是非ここの道を通ってみてください🎶

また、宇治市の六地蔵駅から歩いてこられる方は、醍醐和泉の交差点を右に曲がり、一つ目の角も直進すると、

下醍醐の出口と上醍醐の入り口のポイントに直接行くことができます。

ウォーキングが好きなので、宇治市の六地蔵駅から醍醐寺へ(南から北)、
そして京都市の山科駅から醍醐寺へ(北から南)、歩いた記事も書いたので、ウォーキングが好きな方は併せてお読みください^^

宇治市六地蔵駅から3.4km京都市山科駅から4.5kmをどちらも歩く

ちなみに、2022年2月時点、

上醍醐のみの入山料は600円。

下醍醐も行き上醍醐も行く方は入山料500円。

下醍醐はまた別で、
三宝院拝観 500円
霊宝館拝観 500円
三宝院・伽藍拝観 1000円 
三宝院・伽藍・霊宝館拝観 1500円です。

上醍醐開山堂まで山道片道2.6km

上醍醐 女人堂から入ったあたり

上醍醐は2km以上の道を上がります。

道は整備されているので安全ですが、山なので、小さな石がたくさんあり、早く歩いたりすると、滑りやすいかもしれません。

上醍醐へは、歩きやすく、滑りにくい靴で行かれるのが望ましいです。

そして、上に行っても当然のことながら、自動販売機やお店はありませんので、

お水などは持っていたほうが良いです。

さて、上醍醐へは、女人堂が受付口となります。

そこで聞いてみると1時間くらいで上がれますよ。と言われますが、

1時間以上見ておいた方が良いかもしれません。

そして、この受付に再び帰ってきますので、往復すると他にもスケジュールを入れていて忙しい方にはオススメしません。

この地点から山頂まで歩きます

私の場合は、歩きながら途中で写真を撮ったり、のんびりフラフラと散歩させていただいて、開山堂まで結構ゆっくりして、女人堂へ戻るまで3時間半ほど過ごさせていただきました。

神聖な空気の上醍醐へはゆっくりできる時に行くのが良いと感じます。

さて、上醍醐への道がどのような山道なのか事前に調べましたら、かなりハードだという印象が強い記事が多く、

どのような道なのか、当日までドキドキしていました。

標高450mの醍醐山を上がると言うことなので、緩やかな上り坂がずっと続きます。

基本的にこのような、緩やかで低い階段がずっと続く

この日は雪が降り、木々は白く、歩く道は、乾いた道だったという絶妙なコンディションで、幻想的な上醍醐を歩かせていただき、とても良い日に行くことができ、ラッキーでした。

女人堂から1.1km、

景色を見ながら上がった先にまずあるのが、不動の滝。

不動の滝

ここで屋根のある休憩場所があります。

この不動の滝でおよそ半分。

1丁から石碑が立ちますが、この目印は20丁まであります。

さらに上がっていくと小さな鳥居が見えます。

音羽大王大権現

こちらは音羽大王大権現。

雪景色に鳥居が映えます。

雪景色をさらに楽しみながら上がっていき、ついに上醍醐へ着きました。

(※18丁にあるお手洗いの先はお手洗いがありませんので、18丁のお手洗いは、行っておいた方が良いです🎶)

まず見えてくるのが上醍醐の社務所。

社務所の左に『参道』と書いた看板があるので、左側の小道に入ります。

左の階段を上がると醍醐水、
開山堂だけ行きたい場合は右へ進むが、
上醍醐の全てを回る場合は左の階段から行くのがおすすめです。
ぐるっと繋がっています。

開山堂まで行くとその先、奥の院などに進める道がありその先、笠取山の方に抜け、滋賀県に行く修験道が続きます。

こちらは開山堂内からの景色
荷物が重たいのもあって(個人的な荷物10kg )、雪も降ったりやんだりなので、奥の院へは、次回の楽しみとすることにしました。

下山は同じ道を下ります。

同じ道でも、また景色が違って面白いです。

ただ、小さな石がある道で滑らないように足元に気をつけて歩いてください。

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