石川県白山の標高2450mにある山小屋、白山室堂ビジターセンターから紅葉散歩に出かけました。
山の紅葉が良いのは、数年に一度だそうで、2021年は山の紅葉の当たり年だそう!
それは楽しみだ☆と(もうすでに山小屋周辺の紅葉も素敵)紅葉をたっぷり楽しめるコース、
ショートカットコースから翠が池近くまで行き、そこから大回りコースと呼ばれるコースを回り、
山小屋に戻る1時間半ほどのコースを歩いてみました。
このコースは紅葉がたっぷり楽しめて、山小屋からの散歩にはオススメのコースでした♪
花が咲く頃、7月下旬には、高山植物がたくさん咲くので、お花畑を楽しみながらお散歩できるので、
紅葉以外の時期もオススメできます。
そんなお散歩道をご紹介します。
出発はショートカットコースから

まずはショートカットコースを進みます。
ショートカットコースは、白山比咩神社祈祷殿の鳥居から山頂へ進む登山道を進んだ数十メートル先にある十字路を左に進みます。
ここを道なりに進むだけです。


木々の中のお散歩道という感じで気持ちが良いです。
おそらく夏は、この木々の中に小鳥がたくさんいて、木々の中で生活する小鳥をたくさん見ることができると思います。

この写真の緑の木は、五葉松という松なので、一年中緑、
紅葉しません。
だけど、紅葉しない五葉松の中にナナカマドなどが紅葉しているのが、一本一本の存在感があり、美しく見えます。

岩に付いている印を見ながら、道を進んでいきます。
すると、この日、この道には、イワヒバリという高山の小鳥がたくさん遊んでいました。
この写真、よく見ると2羽写っていました☆

イワヒバリは、羽が岩の色をしているのでイワヒバリというそうですが、本当に同化して、どこにいるのかわからなくなります笑

このような景色を楽しむことができ、とても気持ちが良いです。
千蛇ヶ池

千蛇ヶ池は1年中雪が溶けず、ほとんどが雪で覆われている池で、
昔話では、蛇が封印されているとのこと。


なんだか本当に蛇の鱗のように見えます。
千蛇ヶ池の上には変な岩の塊があり、この岩の塊は、
封印した蛇が出てこないように、千蛇ヶ池の雪が溶けてしまったら、千蛇ヶ池に落ちて蓋をする。
という伝説があるそうです。
翠が池へ寄り道

千蛇ヶ池から大汝峰の方向へ少し進むと、すぐに標柱があります。



名前は怖いですが、とても綺麗な池で、なんだか砂浜のような部分もありました。

この辺は『視界不良時注意』と地図にあるくらい、迷いやすいので、目印のある岩を頼りに進みます。
大きな岩があったり、ここはまた素敵な空間でした。


この先の池の青い池が翠が池です。

目の前というより、見下ろす感じです。
美しい。
この翠が池にも伝説があり、翠が池に入ると、全身火傷をするというもの。
白山は火山で、これらの池は全て噴火口なので、
入ると確かに火傷をするかもしれません。
もちろん立ち入り禁止の池です。
翠が池前の登山道をさらに進むと御前峰(ごぜんがみね)、山頂へ上ります。
が、この記事では、ここで、来た道を引き返します。
帰りは大回り(お池めぐり)コース

大回りコース(お池めぐりコースとも言う)は、紅葉を楽しむことができる魅力のあるコースの一つです。

室堂近道の方へ進むと先程のショートカットコースになります。

大きな水たまりのような2つの池。
これも白山火山の噴火口です。

秋はナナカマドが紅葉し、ここもとても雰囲気が良いです。




この記事のコースを全て回ると、ゆっくりでも2時間くらいで帰ってこれそうなくらいのコースです。
アップダウンも激しくなく、登山というより、お散歩という感じで、緩やかに楽しめるコースでした。
お花の咲く時期、そして紅葉めぐりにはとてもオススメな山の楽しみ方でした。