山中塗のお重箱に入った豪華な駅弁!石川県加賀温泉駅・加賀魯山人弁当

石川県

加賀温泉駅と金沢駅に『加賀魯山人弁当』というお弁当があります。

加賀魯山人弁当はお重の箱に入っているお弁当で、お重箱は、石川県の伝統漆器、山中塗(2022年4月時点、生産額全国1位の漆器)が施されています。

お重箱は食べた後でも、小物入れなどに使用できる様になっていて、内容も豪華な石川県でしか手には入らないお弁当な為、

購入時は、風呂敷に包んで、紙袋にも入って用意されています。

この案内の様にとても豪華です。

先にお伝えしておきたいことがあるのですが、この『加賀魯山人弁当』は、予約制になっています。

しかも配達日の3日前の午前中までの予約が必要ということ。

予約するのは面倒な感じもするのですが、ちょっと待った!!

予約が面倒でも、内容に価値あり、この、加賀魯山人弁当のリピーターになっています。

加賀魯山人弁当と言う名は、美食家でもあり、漆芸家・陶芸家・書道家、など、いろんな顔を持つ『北大路魯山人』(1883-1959)が実際、学びに行ったのが、『山中塗』というご縁から、
北大路魯山人が残したレシピやデザインがお弁当になっています。

こちらのお弁当は実際に『北大路魯山人』に山中塗を教えていた『辻石斎』が監修されています。

北大路魯山人は瓢箪を好まれ、

ろう こうにありて あらためず
その たのしみは けんなる かな

とあり、これは、

せまく汚いうらだなに住んでいて
一向に改めようとしない
その方がかえって気楽で肩が凝らない

と言う意味の漢詩が山中塗のお重箱にデザインされています。

お弁当の内容は加賀の田舎料理、魯山人がお好きだった加賀の味、そして、魯山人がこの料理はこのように作ると美味しい等、実際にアドバイスをしてくれたそのまま作っているというお話をお聞きしました。

お料理は大根の贅沢煮・鴨・鮎・加賀野菜など、とても美味しい豪華なお弁当です。

加賀魯山人弁当を販売しているのは『高野商店』さん。

高野商店さんは創業明治28年(1896年)とのことでとっても歴史があるお店です。

加賀魯山人弁当以外にも高野商店さんは駅弁がたくさんあり、金沢駅・加賀温泉駅・福井駅・尼御前上りSA・尼御前下りSAで購入できるとのこと。

ただ、加賀魯山人弁当に関しては予約が必要となります。

しかもその際の注意点がもう少しあります(笑)

・加賀魯山人弁当に関して、受取り場所は加賀温泉駅もしくは金沢駅西口コンビニエンスストア横にある駅弁処金澤となる。

 

・お弁当箱は3色あり、基本、色の希望は指定できないが、注文の際にご希望の色があれば可能な限り対応してくれます。

・予約は配達日の3日前の午前中まで。注文は電話かFAX。とのこと。

それでも私はこの加賀魯山人弁当のファンであるからなのかもしれませんが、価値ある駅弁と思っていて皆さんにオススメしたいのでした♪

加賀魯山人弁当

大根の贅沢煮
小茄子の田楽
鯛の琥珀揚げ
鮎のおどり焼きは、おそらく北大路魯山人直々のレシピ!

その他、この豪華な内容は

筍ごはん
かに新丈
八幡巻き
だし巻き卵
たらこの旨煮
大根なます
固豆腐
生麩団子
こごみ
酢蓮根
いくら
花麩
鶏肉
豚肉

など、盛り沢山な素敵な駅弁です♪

季節により内容は若干変更あるとのこと。

お土産にも、ものすごく喜ばれると思います。

お弁当の献立の中の大根の贅沢煮には、魯山人は特にこだわりがある一品のようで、
特に大根の炊き方を教えてくれたとの話があります。

鴨は魯山人が加賀の鴨がとても好きだったようです。
ただ若い小ぶりの鴨が一番だと、大きな鴨は食べなかったそう。

鯛の琥珀揚げは魯山人考案の天ぷらで、琥珀色の透明感が美しい逸品。

など魯山人のエピソードある一品も入っていて、それを知るのも面白くて、これからもずっとあり続けてほしいなと思うお弁当なのでした。

加賀魯山人弁当 - 加賀温泉の駅弁 - おべんとう 高野商店
加賀魯山人弁当 - 加賀温泉の駅弁 - おべんとう 高野商店
○魯山人弁当受け取り可能エリア○
加賀市・山中温泉郷
小松市・粟津温泉
金沢
○石川県の魅力○
白山市・鶴来(つるぎ)
【登山】白山国立公園
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駅弁の魅力
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