【石川県の駅弁】加賀魯山人弁当は山中塗のお重箱に入った豪華な駅弁

石川県

加賀温泉駅と金沢駅に「加賀魯山人弁当」というお弁当があります。

加賀魯山人弁当はお重の箱に入っているお弁当で、お重箱は、石川県の伝統漆器、山中塗が施されています。

お重箱は食べた後でも、小物入れなどに使用できる様になっていて、内容も豪華な石川県でしか手には入らないお弁当。
購入時は、風呂敷に包んだお弁当箱が紙袋に入って準備されています。

加賀魯山人弁当を購入する場合は予約が必要

案内にあるようにとても豪華なお弁当です。
先にお伝えすると「加賀魯山人弁当」は予約制になっています。

しかも、配達日の3日前の午前中までの予約が必要なのです。
予約するのは面倒な感じもするのですが、ちょっと待った!!

予約が面倒でも、内容に価値がある弁当でまずどんなものかチェックしてみませんか。
加賀魯山人弁当は、美食家でもあり漆芸や陶芸など、さまざまな顔を持つ北大路魯山人(1883-1959)が主役になった駅弁なのです。

北大路魯山人は山中温泉で山中塗を学んでいた

北大路魯山人は「山中塗」を学びに山中温泉を訪れていました。
山中塗を学びながら、料理のアドバイスをしていたことから北大路魯山人のレシピやデザインがお弁当になっています。

お弁当は実際に、北大路魯山人に山中塗を教えていた「辻石斎」が監修しています。
北大路魯山人は瓢箪が好きだったそうです。

ろう こうにありて あらためず
その たのしみは けんなる かな

せまく汚いうらだなに住んでいて
一向に改めようとしない
その方がかえって気楽で肩が凝らない

と言う意味の漢詩が山中塗のお重箱にデザインされています。
お弁当の内容は加賀の田舎料理、魯山人が好きだった加賀の味、魯山人が教えた料理など。

実際にアドバイスのあったそのままを作っているというお話をお聞きしました。
料理は大根の贅沢煮や鴨、鮎、加賀野菜など、とても美味しい豪華なお弁当です。

加賀魯山人弁当の予約先は創業120年ほどの高野商店

加賀魯山人弁当を販売しているのは高野商店。
高野商店さんは創業明治28年(1896年)とのことでとっても歴史があるお店です。

加賀魯山人弁当以外にも高野商店さんは駅弁の種類がたくさんあります。
金沢駅や加賀温泉駅、福井駅、尼御前上りSA、尼御前下りSAで購入できるそうです。

ただし、加賀魯山人弁当に関しては予約が必要となり、注意点を以下にまとめました。

  • 加賀魯山人弁当の受取り場所は加賀温泉駅もしくは金沢駅西口コンビニエンスストア横にある駅弁処金澤となる
  • お弁当箱の色は3色あり、基本的に箱の色の希望は指定できない
  • 予約は配達日の3日前の午前中まで
  • 注文は電話かFAX

加賀魯山人弁当のファンでだからかもしれませんが、価値ある駅弁と思っているのでおすすめします!

加賀魯山人弁当の箱もメニューも豪華で上品

加賀魯山人弁当

大根の贅沢煮
小茄子の田楽
鯛の琥珀揚げ
鮎のおどり焼きは、おそらく北大路魯山人直々のレシピ!

その他、この豪華な内容は次のメニューになります。

筍ごはん
かに新丈
八幡巻き
だし巻き卵
たらこの旨煮
大根なます
固豆腐
生麩団子
こごみ
酢蓮根
いくら
花麩
鶏肉
豚肉

など、盛り沢山な素敵な駅弁です。
季節により内容は若干変更あるとのことですが、お土産に持って帰っても、ものすごく喜ばれます。

お弁当の献立の中の大根の贅沢煮には、魯山人は特にこだわりがある一品のようで、特に大根の炊き方を教えてくれたとの話があります。

魯山人は加賀の鴨がとても好きだったようです。
ただ若い小ぶりの鴨が一番だと、大きな鴨は食べなかったそう。

鯛の琥珀揚げは魯山人考案の天ぷらで、琥珀色の透明感が美しい逸品。
など魯山人のエピソードある一品も入っていて、それを知るのも面白く、これからもずっとあり続けてほしいなと思うお弁当なのでした。

高野商店の基本情報
【住所】石川県加賀市小菅波町平50
【電話】0761-72-3311
【公式サイト】https://www.obentou-takano.com/
○魯山人弁当受け取り可能エリア○
加賀市・山中温泉郷
小松市・粟津温泉
金沢
○石川県の魅力○
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【登山】白山国立公園
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