【石川県】加賀市・お腹が温まる『山中温泉』でマイナスイオン旅

鶴仙渓遊歩道 山中温泉
鶴仙渓遊歩道

石川県加賀市、加賀温泉駅から『山中温泉行き』のバスで30〜40分進むと山中温泉郷があります。

『山中温泉』が目的地ですが、すぐ隣に『山代温泉』があり、

『加賀温泉駅』から『山中(やまなか)温泉』に着くまでに『山代(やましろ)温泉』を通るので間違って降りないように気をつけましょう。

名前も似ているし、とってもわかりにくいです。

ちなみに加賀温泉駅では『片山津温泉行き』のバスもありますが、こちらは方向が違いますので、こちらにも乗らないように注意して乗ってください。

山中温泉郷は渓流沿いにある細長い温泉郷です。

端から端までは少し距離があります。

鶴仙渓遊歩道

こおろぎ橋下から

山中温泉郷の渓流沿いに、鶴仙渓遊歩道があります。

温泉街から橋を渡ると、鶴仙渓沿いに遊歩道があります。

山中温泉郷のイメージ。

右肩上がりに並べた3つの橋は、

左下:黒谷橋(昭和10年以前は木橋で峠を越えて『那谷寺』『小松』に通じていたため橋から続く道は『那谷道』と呼ばれていた)、

中央:あやとりはし(黒谷橋とこおろぎ橋の中間あたりにある・あやとりのようにも見えるユニークなカタチの橋)、

右上:こおろぎ橋(こおろぎ橋の由来は、コオロギがたくさんいたという説と岩石が多いので、『行路』『危』を合わせて『こおろぎ』と呼んだという説もあるそうです。)

左上の写真は、各橋を渡った遊歩道のイメージ。

右下は鶴仙渓と並行して、山中温泉街がある。というイメージ。

さて、鶴仙渓遊歩道に行くには、入り口は3つあるのですが、道はまっすぐ一本道の遊歩道ですが、

結構長い距離なので、真ん中の入り口(あやとりはし)からどちらかの端に行くというカタチが一番負担がないかと思います。

あやとりはしに行くにはまず、芭蕉の館(写真が目印)を目指して行きます。

こちらは、『奥の細道』で旅のお供をしていた弟子の曾良が身体を悪くしてしまい、これ以上のお供は、芭蕉に迷惑をかけてしまうと、
ここで別れるという話を告げ、芭蕉もそれを承諾した場面が描かれています。

芭蕉の館を越えて、案内板の通りに進む(渓流の方に進む)と、『あやとり橋』があり、そこを渡ると、鶴仙渓遊歩道が左右に通っています。

とても気持ちの良い散歩道なので山中温泉郷に行く時がありましたら、一度は訪れていただきたい場所。

緑と川の音と、マイナスイオンいっぱいの癒やしの道です。

鶴仙渓川床で加賀棒茶タイム

鶴仙渓川床

先程の『あやとりはし』を渡り、右方向へしばらく進むと川床があります。

渓流を眺めながら、自然の音を聞き、加賀棒茶という、ご当地のほうじ茶をいただき、とてもゆったりした時間を過ごすことができます。

コチラの営業期間は限られていて、おそらく毎年4月1日~11月末頃まで。期間内でも、雨など、天候によっては休業となったり、メンテナンスでの休業日があったりするので、『川床』目当ての方は営業日は確認したほうが良いです☆

鶴仙渓川床の営業は、雨天及び河川の増水時は中止。天候の関係でお休みされることもあります。
11月の営業は気温低下など天候不順も予想されることもあり不定休となります。


お席料として加賀棒茶付 大人300円・小学生200円
加賀棒茶とスイーツ付き(川床セット)大人600円・小学生500円

好きな店で川床弁当をテイクアウトして、それを川床に持ちこむこともできるようです⭐︎

樹齢は2300年!栢野大杉

菅原神社

山中温泉郷の一番奥に『栢野』という地域があります。

山中温泉街の中心地から少し距離があるので、バスや車を使うのも良いかもしれません。

歩くのが好きな方は、鶴仙渓遊歩道でこおろぎ橋まで行き、そこから蕎麦畑がある道を通って散歩がてら行くのがオススメです。

『栢野』に行くと、菅原神社という神社があり、この神社境内には、樹齢2300年という大杉があります。

樹齢2300年の大杉は高さが50メートルあるとのこと。
力比べの石

写真にある石は、昔、力比べに使われていたそうです。

この力比べに勝ったものが一人前と認められたとか。

写真では小さく見えるかもしれませんが、なかなか大きな石でした。

ここは昭和天皇も来られたとのことで碑がたちます。

栢野大杉を見たなら立ち寄ってほしい草だんごのお店はこちらから⬇︎⬇︎⬇︎

遠くから拝めばご利益!?天狗岩

山中温泉街を走る国道側の山の山頂あたりに天狗岩という岩があります。

この天狗岩がある山は水無山(みずなしやま:標高350m)。

コチラは登山もできて、かなりアスレチックな感じでスリルも楽しめる山だそうです。

登山して、帰りは山中温泉に浸かって帰れるので登山好きな方には良さそうです。

かつてはロープウェイが架けられ、スキー場や遊園地もあったらしい。

そんな水無山の山頂部にある3つの天狗岩は、遠くから拝めばご利益があるそうなのですが!!

どれが3つの天狗岩なのかがわからずに、通り過ぎただけでした。

どれだったのか、天狗岩。

それともここからは天狗岩は見ることができなかったのか??

あの野天風呂にまた入りたくなる『花つばき』

一度閉業してしまったとの情報があり、とても残念に思っていましたが、営業再開された野天風呂のある宿泊施設が山中温泉にあります。

山中温泉郷の一番端にある花つばき。

ここには『露天風呂』もありますが、もう一つ『 野天風呂』という温泉があります。

”『野天風呂』とは、『露天風呂』のこと?”

と一瞬『?』になる表現。

(インターネットで、)調べましたところ、

『野天風呂』と『露天風呂』では明確な定義は、ないそうなので、

”そしたら何なんだ!?”という突っ込んでしまいたくなるのですが、

『屋根がない』『自然の中にある』『趣(おもむき)がある』といった、いわゆる『いい感じのお風呂』のことを独自に『野天風呂』と称しているとの事でした☆

この『花つばき』では、自家堀り源泉の『野天風呂』と『露天風呂』、『大浴場』がありました。

そして風呂セラピーと言われるお風呂があるのではないかと思う位の癒しのお湯で、自家源泉の『野天風呂』、綺麗な『露天風呂』に感動いたしました。

写真はパンフレットですが、こちらに載っているのが『野天風呂』の『湯畑』。

『野天風呂』に行くには、エレベーターを降りていきます。

さらに、写真中央のこの茶色の屋根がかかっている階段をずーっと降りていきます。
階段がなかなか急で長いのですが、これは、少しツライ思いをしても、行く価値あり!

というウワサを聞きつけて、お年寄りの方もみんな頑張っていらっしゃいました。

降りて行った先の『野天風呂』は混浴で、男女共に『湯衣』を身につけて入ります。

こちらの『野天風呂』は渓流沿いにあります。

川の流れの音と緑いっぱいの景色が、疲れを癒してくれること間違いなし。

この野天風呂では夜、寝ている間もずっとお腹が温まっている。という不思議な体験をしました。

自然の恵みあるこの温泉にめぐり逢えたことに、感謝☆

野天風呂の話題ばかりでしたが、露天風呂も綺麗でおすすめでした。露天風呂は男女別。

加賀帰りの見逃せない駅弁・・・

予約制の駅弁で少しハードルが高いのですが・・・

『魯山人弁当』という駅弁がかなりのオススメです。

美食家でもあり陶芸家でもあり様々な顔を持っていた『北大路魯山人』。

実は北大路魯山人はこの『山中温泉』の『辻石齊』さんで『山中塗り』を学んでいました。

その後に『辻石齊』さんの紹介で、お隣『山代温泉』で『山代焼き』を学ぶことになるのです。

その『辻石齊』さんと『加賀温泉駅』近くの『高野商店』さんとのコラボレーションで『魯山人弁当』を作ったとのこと。

魯山人デザインの山中塗をお重のお弁当箱に塗って、お弁当の内容も魯山人が教えてくださった料理方法を忠実に作った内容のお弁当なのです。

こちらは金沢駅でも販売してくれるそうなので、石川県の旅行でオススメの駅弁です☆

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