石川県《白山国立公園》室堂:2450m〜大汝峰山頂:2684mへ!

御前峰山頂から大汝峰方向 白山市
御前峰山頂から大汝峰方向

『白山』とは日本3霊峰と言われる山の1つです。

1番目は誰もがご存知の富士山
2番目は北陸、富山県にある立山
3番目は北陸、石川県にある白山

そして、白山は、1つの頂上(山)だけではなく、3つの頂上を持って、
白山と言うらしい。

高い順から言うと、
1番目は御前峰:2702m
2番目は大汝峰:2677m
3番目は別山:2399m

そして白山には山小屋が2つあり、『白山室堂(白山雷鳥荘)』と『南竜山荘(南竜ヶ馬場ケビン)』があります。

また白山の頂上の御前峰(ごぜんがみね)と大汝峰(おおなんじみね)は比較的近くにあり、1日で回ろうと思えば回れますが、

別山(べっさん)は少し離れるので、一気に回りたい場合は、相当な体力が必要で時間も相当かかります。

個人的なオススメは、別山に行く場合は南竜(なんりゅう)山荘を利用し、

御前峰と大汝峰に行く場合は白山室堂(はくさんむろどう)を利用するのがオススメ。

今回は、白山室堂から大汝峰までの行き方を案内いたします。

大汝峰はトップ画像に写っている山。

この写真は御前峰から撮った1枚です。

白山の登山口である別当出合(べっとうであい)から白山室堂までの登山案内は別記事にまとめているので、もしよかったらご覧ください♪↓

白山国立公園について
白山市・白山国立公園


白山登山道
 《砂防新道》前半 
別当出合:標高1260m~南竜分岐点:標高2100m
《砂防新道》後半 
南竜分岐点:標高2100m~室堂:標高2450m

《室堂から出発》
室堂:2450m〜白山比咩神社奥宮と御前峰:2702m

《室堂からお散歩》 
トンビ岩⇔室堂:片道20分程
室堂⇄南アルプス展望台
室堂⇄大回りコースを千蛇ヶ池まで

出発:ショートコースと大回りコース

白山室堂より出発いたします。ここから千蛇ヶ池を目指すのですが、行き道は2種類あります。

ショートコースか大回り(お池めぐり)コース。

その名の通りショートか大回りという違いですが、大回りだとしても、10分くらいの差です。

大回りの方がお花もたくさん咲いているので、時間に余裕があれば、大回りコースがのんびりしていいかもしれません。→室堂から千蛇ヶ池までの大回りコースの記事はコチラ

室堂から千蛇ヶ池までショートコースで標準ペースで40分程。

ここでは大回りコースではなくショートコースのレポートをします。

コースマップがあれば、もらっておくか写真を撮っておいた方がいいです♪

まずは室堂の先の白山比咩神社の鳥居をくぐり進むとすぐに十字路があるのでそこを左に曲がります。

このまま十字路をまっすぐ進むと御前峰山頂があり、恐らく御前ヶ峰山頂に行く人が多いので、ついていかないようにご注意ください♪

左に曲がれば、もう道なりに進むだけ。しばらく進んで振り返ると、このような景色。

これはもう10月初旬の景色なので、秋山の景色になります。

一応道なりに進んでいるつもりだけど、道なのか、道じゃないのかわからないような場所を歩く時もあります。

そんな時は、このようにして、目印になるサインが置かれているので、そのサインを見つけて進んでいくとたどり着くことができるのでご安心を♪

ショートカットコースから振り返ってみる山小屋
ショートカットコースから振り返ってみる山小屋

このような景色を堪能しながら進みます⭐︎

すると、氷の張った池(千蛇ヶ池)が見えます。

ここを目指して進んでください。

なお、大回りコースから歩いても、この千蛇ヶ池にたどり着くようになっています。

千蛇ヶ池:せんじゃがいけ

千蛇ヶ池に着いたら、案内板にある大汝峰の方角に進みます。

ここから大汝峰頂上の入り口まではすぐなので、わかりやすいと思います。

大汝峰の頂上の入り口はまた案内板があるので、安心してお進みください。

そしてこの写真の左側のポコッとした、平らのような山が大汝峰。ここを目指します。

そのちょっと手前に中宮道という白山の中宮温泉につながる登山道の案内がありました。
※大汝峰の頂上に向かうのは、この中宮道の方面ではありません。

ここから中宮温泉に行くにはなんと標準時間5時間40分もかかるとのこと!

このまま進んでいくと中宮温泉。

恐るべし!!ですがとてもいい温泉だそうです⭐︎

中宮温泉は白山市の瀬女という地域から車で向かうことができる温泉地です♪

もちろんバスもあります。

登山前後にご宿泊される方が多いそうです。

大汝峰頂上入口

大汝峰山頂への岩場(登山道)

なんとも岩がゴツゴツしています。が、こちらを登ると大汝峰の頂上に着きます。

山が初めての私、若干の高所恐怖症もあり(よく白山に登ったね。笑)、この岩には呆然。

倍以上の時間がかかりますが、大回りして、まだ緩やかに頂上を目指せる道もこの写真の左方向にあります。

この登山ルートで、ここから、大汝頂上まで30分ほどです。

勇気を出して、こちらの道を選びます。

その岩場のレポート写真。

写真なので本物がなかなか伝わりにくいですが、(山初心者からすると)結構傾斜があります。

左上の写真から右回りで岩を登った時のレポート写真。

登っている時にちょっと恐怖を感じてしまった場合、下は見ずに、ひたすら進む道だけを見ると怖さがなくなります⭐︎

もし、登る岩がわからなかったら、『こっちだよー!』っと、赤い印のサインがついている岩がいくつかあるので探してください⭐︎

隣で励ましてくれた友人のおかげでなんとか登ることができて、友人には感謝!

ありがとうございました!

そして岩場を登るとしばらく道をまっすぐ進みます。

平坦な道ですが、まず見た目にびっくりする。

かなり細い道を進まないといけないかもしれない!っと高所恐怖症の私はまた怯えるのですが、意外に広さは結構あり、全然大丈夫でした♪見た目だけだったので安心♪

こんな道がまっすぐ続きます。

ここで友人が「あっ・・・」と言って立ち止まった。

なんと絶滅危惧種でもあるイヌワシが飛び立った瞬間だったそうなのです。

この写真にイヌワシが写っているのですが・・・。

あんなに遠くまで飛んでいるのに、大きな黒い飛行物体。

立ち止まってイヌワシが見えなくなるまで見ていました。

とても神聖な気分!大体全長180cmだそうです。

大汝峰 頂上

大汝峰山頂

そしてようやく頂上に到着いたしました。

山小屋の室堂から1時間45分で到着。

(少しゆっくりめのペースだったかも)

大汝峰の頂上は広場のようになっていました。

ベンチもあったので、そこで座って、山頂で食べるように持っていっていたおやつを食べて大汝峰からの景色を堪能。
左上の写真の池ととんがった山は翠ヶ池(みどりがいけ)剣ヶ峰(けんがみね)

剣ヶ峰はずいぶん前は入れたそうなのですが、石がすごくて登山は危険とのことで今は入山禁止になっています。

翠ヶ池はお池めぐりコースを歩くと近くで見ることができます。

そのどちらもを見下ろせる景色を見ることができるのは、大汝峰ならでは。

これは頂上から見た翠ヶ池。美しい。

帰り道は、頂上から、岩場を通らずに、大回りして帰ることもできたのですが、

元きた道を戻って帰りました。

意外に岩場もすんなりと降りることができてヨカッタ⭐︎
↑というか、すんなりと降りることができるのが、普通。

元きた道を、大自然に囲まれて、楽しく散歩しながら、帰るのでした。

タイトルとURLをコピーしました