この記事は、“和歌山県白浜町にある温泉がメインの道の駅“についてです。
・どこにあるのか
・道の駅なのに温泉がメイン
・どんな施設があるのか
・温泉の質について
など、詳しくお話しようと思います。
有名な白浜温泉地域外にある、
穴場の温泉だったよ。
どこにあるのか
こちらは和歌山県の白浜町にある『椿温泉』というエリア。
和歌山県の白浜は有名で、「南紀白浜に行こう!」と言うと、
多くの人が『白浜温泉』と思われるのですが、
実はその奥に『椿温泉』という温泉街があります。
白浜アドベンチャーワールドや
白浜空港、
海水浴場で有名な白良浜は
白浜温泉の地域で、
椿温泉は白浜温泉地域から
10km以上離れた場所にあるよ。
電車だと、白浜温泉へ行く場合は、白浜駅からバスで移動となり、
椿温泉へ行く場合は最寄の駅が白浜駅から1駅先の椿駅となります。
徒歩で行く場合は椿駅から徒歩で2km程。
バスはないので椿駅で下車する際は歩きたい方が良いです。
なお公共交通機関の場合、
白浜駅から椿温泉へバスが出ているので、
そちらを利用します。
温泉がメインの道の駅
道の駅椿はなの湯は、道の駅ですが、温泉がメイン。
イメージ的には道沿いにある銭湯という感じでしょうか。
その銭湯が温泉であるという。
建物の入り口を入ると受付があり、すぐに温泉の入り口があります。
道の駅の受付だけど、番台さんみたいなイメージです。
入り方は、まず、自動販売機で温泉券を購入し、入ります。
2022.12月時点で大人600円の温泉施設ですが、
JAFの会員の方は600円→500円で入ることができます。
あと月に1日、施設が風呂の日と指定した日は半額の300円で入ることができるとのこと!
もしタイミングが合えば、半額の日に行くとものすごくお得です!
右手が受付です。
ここで靴を脱いで入ります。
正面は女湯、右奥に男湯、左奥は家族湯というものがありました。
家族風呂は50分以内で2500円になります。
温泉の質
椿温泉はおよそ400年前に発見された温泉だそうです。
そこから今現在も源泉かけ流しのスタイル。
江戸時代からは多くの方々の湯治場として親しまれてきたと伝わる温泉。
椿温泉の泉は単純硫黄温泉。
ph9.9のアルカリ温泉で美肌の湯と言われています。
古い角質を落としてすべすべ肌になり、湯上りは化粧水がいらないとか。
なめらかなお湯で、
その効能は万病に効果があり、
湯上りの後は、
いつまでも身体がぽかぽかと温かい。
と言われてきたそうです。
椿温泉の源泉は32℃。
浴場には、
源泉を加温した浴槽と、
源泉かけ流しの木の浴槽があります。
加温した浴槽は10人以上は入れますが、
源泉かけ流しの木の浴槽は1人しか入れません。
そのため、
独り占めして入らないようにと書いているので、
他の方と一緒の際は、
独り占めしないように入ります。
32度の源泉かけ流しがあるので、
温冷浴をするのはオススメです。
温冷浴とは、
数分ずつ(例えば3分など)、
交互に温かいお風呂と、
冷たいお風呂に入ることで、
温泉効果を増す方法。
交互に入ることを3回程繰り返すのが温冷浴。
とても気持ちが良い入り方なのでオススメの温泉入浴法です。
温泉以外の施設
温泉がある道の駅。
温泉以外には、温泉を出た正面に見える地域特産品売り場。
地域特産品売り場は小さいスペースです。
その向こうに数席のカウンター席とテーブル席があり、
食事をすることが可能です。
メニューの種類は多くないですが、日替わり定食や丼ぶりやカレーライスなどがありました。
こちらは建物の外になります。
温泉の販売機がありました。
2022.12月時点で50リットル100円です。
そして椿はなの湯直売所は、毎週日曜日に開催されるとのこと。
朝は9時頃からで、地元の農産物や干し物などの販売があります。
行った日は、日曜日ではなかったので、残念でした。
直売所は、売り切れ次第終了となります。
謎の珈琲屋
直売所の隣に、まごころという喫茶店がありました。
トラックのコンテナを利用した建物のようで、
雰囲気があります。
近寄ってみたのですが、
地元の方々の憩いの場のような雰囲気で、
地元の方々が楽しそうにされていました。
店内の席の配置も少しわからなかったので、
入る勇気がなかったのですが、
興味深い喫茶店でした。
地元の方々とお話したい方には、
良いかも!な、お店です。
足湯
足湯を書いた看板があり、矢印の方向に進むと足湯があります。
これは、
椿温泉を湯治で利用されていた方で、
健康に回復された方が、
ご好意で足湯の施設を作られたとのこと。
無料施設です。
温泉を愉しんだ後、
足湯もたっぷり愉しませていただきました。
昔、和歌山県内にある温泉に浸かっていた際、
地元に住んでいる常連のおば様が、
スーパーの袋にみかんをたくさん入れて、
持って入ってきていたことがありました。
そのみかんをその浴場にいた全員に、
「これ、食べや。(食べてね)」
と言いながら配っている。
「ここは和歌山やからな!」と仰って、
和歌山の洗礼か、そのおば様が個性的だったのか、
いただいたことがあり、
(さすがに浴場内では食べませんでした。
↑それが当たり前だと思います。)
そんな思い出を思い出しながら、
足湯とみかんを一緒に撮ってみました。
ちなみに海も見えるこの施設、
釣り人も多いとのことで、
この足湯場で釣り道具を洗ったり、
ごみを捨てたりする方もいらっしゃるそうです。
くれぐれもそのような事がないように、
ごみを出したら、自分で持って帰り、
多くの方が快適に入れる足湯場を保っていただきたいと思いました。
足湯施設の裏側には椿薬師堂があります。
近くには椿大師堂もあり、散策するのも良いです。
椿温泉のお湯はなめらかで、
とてもいい温泉だったよ
以上、道の駅、椿はなの湯でした。
パーキングスペースも、お手洗いも、
お食事処も特産品などもありますが、
ほとんどが温泉の施設です。
車通りのある道沿いにあって、
パーキングエリアもあって、
食事もできて、
少しのお土産が購入できる銭湯。
その銭湯が質の良い温泉。
そして温冷浴もできる。
というイメージの施設でした。
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