生八つ橋「おたべ」工場見学と手作り体験、京都旅行にちょっとしたおもしろさをプラスする

おたべ工場見学 工場見学

京都みやげを代表するおたべ(生八つ橋)の工場見学は、変わった体験ができるおもしろスポットです。
おたべといえば、モチッとした生地に餡が入っている三角のカタチをした和菓子です。

どうやって作っているのか、呼び名もたくさんあって、なんとなく謎であった和菓子。
工場の見学は自由にでき、事前に予約するとおたべを手作りすることもできます。

この記事では、工場見学と手作り体験、おたべ本館の施設について紹介します。

おすすめは、生地からおたべをつくる体験だよ

生八つ橋「おたべ」を生地から作る体験

京都の土産屋でズラリと並ぶおたべを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
おたべ工場本館では、1日に3回、おたべ作りができる体験があります。

体験できる種類と時間は下記の通り(2024年1月時点)です。

10:30~ 生八つ橋を生地から作る体験(年齢制限あり:小学5年生以上)

14:00~ 生地にあんこを挟む、お手軽おたべ手作り体験(年齢制限なし)

15:00~ 14:00の部と同じ体験

体験時間前に1階のレジで支払いを済ませ、2階のおたべ体験道場を入ります。手を洗い、席に着きます。

生地から作る体験は、蒸したての生地をこねる工程があるので年齢制限を設けているとのこと。
所要時間は工場見学を含めて1時間、1200円(税込)。瓜割の水500ml1本のお土産がつきます。

生地から作る体験だけ材料の準備(調達)があるので、一週間前までに予約をする必要があります。
参加をしたい人は予約をお忘れなく。

お手軽おたべ体験は、すでにできている生地に、用意されたあんを包むだけ。
参加した日はあんが3種類。小豆と栗とチョコあんが用意されていました。

生地も3種類、ニッキとプレーンと抹茶があり、好きな生地に好きな餡を包んで3つのおたべを作ります。
1つはおたべの基本の形を作り、あとの2つは好きな形にしていいとのことで独創的な形を作りました。

所要時間は30分、工場見学は含みません。
年齢制限はなく、800円(税込)です。

巻くだけの体験というイメージですが、あんがたっぷり入った手作りおたべとお土産の合計6つと、おたべの豆知識を学べる点で、参加の価値はあると感じました。

こちらの体験は空きがあれば当日の案内も可能です。
体験をしたい人は予約しておいた方が安心でしょう。

おたべがお店に並ぶ商品になるまでの製造ラインを見学

「おたべ体験道場」と同じフロアにある「おたべ小路」は工場見学ができます。
工場見学は誰でも見学可能です(無料)。

おたべの生地ができ、餡がのせられて三角の形になり、包装、箱詰めされていく流れ。
箱詰めする機械がスピーディーに不思議な動きをしていました。

見学した時間はゴディバとコラボしたおたべを作っていました。

生八つ橋「おたべ」の原材料は米と水と砂糖のみ

おたべの生地の材料は米と水と砂糖だけだそうです。
もっといろいろなものが入っているのかと思ったらとてもシンプルでした。

あとは、生地によってニッキや抹茶。
おたべ工場で使う砂糖は、大根の仲間であるてんさい糖だそうです。
水は、福井県若桜町の瓜割の水を使っているとのこと。

さて、おたべは、同じ和菓子でも商品名が夕子だったり聖護院八ッ橋だったり、さまざまな名前があります。

頭の中がややこしくなっていたのですが、製造会社によってそれぞれ名前が違うだけとのことでした。和菓子の名前としてはすべて「生八つ橋」のことなのだそうです。

今回訪れた株式会社美十がつくる生八ッ橋を「おたべ」と呼ぶよ

おたべ本館の1階は広い土産コーナーと休憩室

おたべ本館を入ると販売エリアが広がります。
商品は「おたべ」だけではなく、「京ばあむ」というバームクーヘンなどのスイーツも充実。

実は、おたべ本館を運営している株式会社美十は、「京ばあむ」も作っているそうなのです。
美十は1935年に純喫茶として始まったお店でした。

なので、和洋スイーツがあるのでしょうか。
そういう目で見てもおもしろい販売コーナーです。

おたべの種類も豊富。
「こたべ」というのもこの工場で作っているものでした。

ちょっと甘さ控えめなものが食べたい人には黒豆あんのおたべがおすすめだよ

そして販売コーナーで見つけた小豆。
おたべで使っている小豆です。

スーパーで買うより、こちらで買う方が安かったので2ついただきました。
このように、レアなものも販売されていますので、興味ある人は探してみてください。

販売エリアに隣接している、お手洗いがある建物は、休憩スペースとなっていました。
静かな空間で、購入したものを食べたり、ゆっくりできそうな空間です。

駐車場も広めなので旅行バスがお土産を購入するポイントになっているようです。
その時はものすごい人が買い物に並ぶので、数十分ほどは休憩スペースで待機しておいた方がよさそうです。

京都を代表する和菓子の工程を知る

生八つ橋は京都を代表する和菓子の1つ。誰もが知っている有名な和菓子となっています。

今まではおたべとは何か聞かれると、「三角形の形の皮にあんこが挟んであるもの」のようにしか答えられませんでした。
皆があまり知らないおたべの話を頭の引き出しに入れておくのもちょっとしたネタになりそうです。

工場は見学できるスペースをサッと見るなら5分で見ることができそうです。
時間があればゆっくり見学してみてください。

生地が出るところ、あんがのるところ、生地をカットし生地がたたまれるところの工程が集中してレーンに流れていきます。
おたべができる工程を見たことがなかったのでおもしろかったです。

京都の旅行プランに、おたべ工場での体験を入れてみるのも京都らしくて少しおもしろい旅になりそうです。
おたべ本館は京都駅から2駅南に進んだ十条駅が最寄りです。

京都駅とおたべ本館の間あたりの位置に東寺があるのでぶらぶら歩いて散歩をするのもよいでしょう。京都旅行といえば神社仏閣めぐりかもしれませんが、神社仏閣めぐり以外の体験も入れたい人におすすめの京都体験です。

おたべ本館てづくり体験の予約サイト↓

おたべ本館 てづくり体験
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