『祇園祭』とは日本三大祭りの1つで、1000年以上の歴史あるお祭り。
昔、京洛(京都)に疫病が流行し、庶民の間に病人、死人が多数出た際に、病魔退散を祈願したことからの始まりという。
一般的には7月14日~16日の夜と、17日の巡行が有名で、この時は四条通りなど、歩行者天国になり、この数日間が祇園祭なイメージが強くありますが、
実は、祇園祭は7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)の1か月にわたって行われています。
祇園祭は曜日で行事日程を変更するなどはなく、毎年決まった日に行事が行われています。
年によって(曜日が違うため)、
人の多さが若干変わってくるようですが、
それにしてもすごい人の多さでした。
行かれる方は扇子・うちわ・携帯扇風機など、あった方が良いです。
祇園祭には様々な行事がありますが、
前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)があり、前祭と後祭で鉾の種類が違うので、見たい鉾があれば事前にチェックしておきましょう。
なんと鉾の数は34基もあるそう!
そして、祇園祭では『前祭の宵山』が、
あらゆる場所でお囃子が鳴り、出店もたくさん出て、最も盛り上がるとされています。
歩行者天国になるのは夜だそうです。
ここは、駅でいうと阪急河原町と京阪の祇園四条。
このあたりは、交通規制がかかっているので車通りがないですが、『本当にここで祇園祭をやっているの?』と言う不安になるくらいの静けさです(日程で人の多さが変わるかもしれない)。
ここは阪急電車の河原町駅という場所でこの隣の駅、
この道沿いにまっすぐ歩くと烏丸駅に着くのですが、
烏丸駅辺りでは、
先祭り宵山の日は、人でごった返していて(1つ上の歩行者天国の写真です)、さっきの静けさはなんだったんだと思いました。
こちらは四条傘鉾。祇園祭の山鉾はそれぞれが違うカタチをしていて、それぞれが違った意味を持ちます。
四条傘鉾は、応仁の乱以前に起源を持ったとても古いカタチだそうです。
コンコンチキチン コンチキチン🎶
っと、この烏丸駅付近の様々な場所に山鉾が組み立てられていて、あらゆるところから音が聴こえてとても楽しい気分になります。
ところで、夜は出店も並んでとても盛り上がります。
美味しい出店も外せないということで、
コチラは予約しないと買えない豚まん。
(ものすごい行列なので予約した方が良いとのこと)
とっても大きな豚まんで、普段は中華料理屋を営んでいるお店が、祇園祭のこの宵山限定で、豚まん屋台を出店するとのこと。
中身の肉はたっぷりで、皮にたっぷりのたれがしみているところが、良いです。
そんな美味しい屋台を見つけるのも1つの楽しみですね。
そんな夜中まで盛り上がる宵山を楽しみたい方は、河原町や烏丸から歩いて帰れるところに是非宿泊先を🎶
終電を逃しても帰りやすい場所に宿泊先を取るのがオススメです😄
(祇園祭会場周辺、烏丸、河原町あたりだと、とても良い)
そして、日中は日中で、夜にはあまり見えていなかった『鉾』の全貌を確認できるので、
こちらも魅力があります。
大丸百貨店前の鉾『長刀鉾』は見学できるようになっていました。
華やかな鉾。
また、こちらの鉾は、先がものすごく長い鉾でした。
近づくと全貌が見えないし、写真を撮るのが難しい(^_^;)
ここまでは、7月15日と16日(前祭宵山)の写真でしたが、
次は7月20日の写真。
7月20日は大船鉾という鉾を見に行きました。
鉾もいろいろなカタチがあって面白いです。
7月20日は、午後3時から『後祭鉾曳き初め』という行事の日で、時間に合わせて行ったら鉾が動いているのを見ることができました!
様々な場所で行事が行われますが、
祇園祭は、八坂神社主催のお祭りとなります。
八坂神社のHPに、祇園祭のスケジュールが書いてあるので、
祇園祭に行く方は、行事予定日と時間を事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、たくさん歩くことになるので、歩きやすい靴で行くのがオススメです。
また、京都の人々は祇園祭の時に『ちまき』を買います。
祇園祭に関して無知な私。
『ちまき』とは、てっきり食べる『ちまき』だと思っていたのですが、
これは、食べ物ではなく、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りだそうです。
このちまきもまた、山鉾によって種類が違います。
京都の歩いていると、家の多くの玄関に、この『ちまき』が飾られているのを見る事ができます。
『ちまき』は各鉾のある場所で購入できますが、
鉾によってデザインが少し変わります。
知れば知るほど、ますます深みが増す祇園祭でした。
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