苔の絨毯、神秘!中世の宗教都市、平泉寺を歩く

福井県

この記事は

福井県勝山市にある
苔の絨毯が美しい平泉寺

について案内しています。

苔が素晴らしいスポットだったよ

勝山駅から

平泉寺は福井県勝山市にあります。

最寄駅は勝山駅となり、
駅からは5㎞程離れています。

平泉寺近くまで、道の進む方向はL字。

わかりやすい道でありますが、距離があり、
平泉寺に着いてから歩くので、
ウォーキングというよりはバスの利用がオススメです。

バスは平泉寺線というバスに乗ります。

本数が1日に4本くらいしかありませんのでご注意ください。

2023年6月時点では、勝山駅発8:34、12:21、16:52、18:22です。

平泉寺神社前というバス停で降りると、目の前が平泉寺です。

平泉寺の一の鳥居までの道には出店がある様です。

地図は勝山駅から平泉寺までの道です。歩く方はこの様な道を進みます♪

平泉寺(へいせんじ)

こちらが平泉寺白山神社。白山とはお隣石川県の霊峰。

勝山は福井県では、石川県との県境の位置になります。

平泉寺白山神社の奥からは、白山に繋がっている禅道があります。

平泉寺は、この精進坂を登った奥です。

左の写真は精進坂を上がる間にある顕海寺(けんかいじ)。

顕海寺では大晦日の日に除夜の鐘を鳴らす人たちが多く集まってきます。

そのような機会に行くことがありましたら鳴らすことができます。

このあたりに弁慶の足跡があります。

では、ここから先を進みます。
緩やかで、長い階段を上ります。

平泉寺は苔がとても美しく、絨毯の様にあたり一帯に広がっています。

苔の写真スポットはたくさんあって、いちいち撮ってしまいます。

平泉寺には御手洗(みたらし)池という池があります。

この池は泰澄大師が、白山登拝の時に見つけた池。

その際、この池に白山大神が出現されたとのことがきっかけで、
ここに社をたてたと言い伝えがあります。

本殿は、白山・大汝・別山の社があります。
ここで受ける風は、白山の山の上で聞く風の音のようでした。

三之宮の方に進み、その奥に行くと白山に続く道、白山禅定道があります。


ただ、ここから『白山にすぐ行けるんだ』と思ったら大間違い!

私の持っている地図でもちょっと時間が出てこないくらいの道のりなので、10時間以上は歩き続けるのでは、
と思います。

山伏など、修行する方はこの道を使って白山に向かわれる方も多いとか。

白山禅定道は苔もたくさん生えていて滑りやすい、高い塀があるなど聞いたことがあります。

初めて白山に登る時は、石川県の白山登山入り口である別当出合から登山するのがオススメです。

別当出合からスピードによりますが4時間程かかります。(→詳しくは白山国立公園の記事にて)

中世の石畳

平泉寺内を歩いていたら、平泉寺発掘現場という看板があります。

矢印の方向へ進むと、平泉寺の遺跡発掘地があり、
発掘途中で止まっているという表現をした方がわかりやすいのか、そんな場所があります。

ここは、中世の時代、この地は一大宗教都市として栄えていて、
その時の石畳などを歩くことができ、その時の光景をイメージしながら歩く様な場所です。

人がいないので、何もないのが好きな方にはとっておきの場所です⭐︎
(何もないというより、自然がたくさんあります。)

少しイメージが違うのですが、雰囲気はこの様な雰囲気。

若宮神社の大杉

どこも素敵な平泉寺。

さて、平泉寺の奥の方に旧境内社の若宮神社があり、

ジブリのもののけ姫に出てくる木霊がまさにたくさんいるかのような雰囲気の大杉がありました。

平泉寺、一の鳥居からは少し離れていて、中世の石畳部分を更に進んだ辺りになります。

白山平泉寺歴史博物館まほろば

平泉寺を出て戻ると、まほろばと白山平泉寺の歴史博物館があります。


とても大きな施設というわけではないけれど、
館内では平泉寺の歴史と白山について結構しっかり学ぶことができた印象でした。

わかりやすく映像が流れていたり、大きな絵で解説があったり、大人も子供も楽しめる様になっています。

旅のイメージでは、ここまでで午前中のスケジュールだとちょうどいいなと思っています。

このあたり、数カ所飲食店があるのでこの辺でお昼ごはんをいただくのも。

白山平泉寺歴史探遊館 まほろば - 国史跡白山平泉寺旧境内

休館日などご確認ください⭐︎

平泉寺ソフトクリーム

そしてこの辺り、平泉寺ソフトクリームラブリー牧場のソフトクリームの2つがあります。

まず、『ラ、ラブリー牧場って・・・??』っと思ったのですが、この近く(といっても歩くと遠い)にラブリー牧場という名前の牧場があるそうです。

このラブリー牧場直営のミルク茶屋という場所は後ほど説明するといたしまして、こちらは平泉寺ソフトクリーム。

実は先ほどのまほろばのごく近くにもあるのですが(平泉寺のソフトクリーム屋さん六地蔵店)、
こちらは1.4km行った先のお店です。

こちらの方はテラス席もあります。
私はソフトクリームの上にプリンがのった『プリンちゃん』にしました。

ソフトクリームも食べることができるし、一石二鳥の逸品です。

勝山城博物館

平泉寺の近くに勝山城博物館という天守閣風の建物があります。

ここは、平成4年7月に開館した、お城として考えると、とても新しい建物。

勝山には勝山藩があり、そこには天守はなかったのだが、勝山藩や勝山城の遺構が、
勝山にかつて存在したということを、博物館建設という形で実現されたということです。

こちらの博物館は先ほどの平泉寺ソフトクリーム屋さんから1.6km離れています。

ただこの勝山城博物館は、実は平泉寺への旧参道がとても近くにあるので、ここから平泉寺旧参道を通って平泉寺に行くことができます。

平泉寺ソフトクリーム屋さんに行かない場合は旧参道の菩提林(ぼだいばやし)を通って、勝山城博物館へ行くのもいいです(距離は1.6kmあります)。

開館時間・料金・アクセス

休館日など、ご確認ください⭐︎

みるく茶屋

そして、勝山城博物館の駐車場にミルク茶屋というお茶屋さんがあります。

駐車場は無料駐車場とのこと。

こちらのミルク茶屋は『ラブリー牧場』さんの直営店。
自営牧場で搾ったジャージー牛乳を使用して 、ソフトクリーム、ジェラート、低温殺菌牛乳、シュークリーム、プリン、洋菓子などを販売されています。

ラブリー牧場のソフトクリームの味も気になるところなのですが、平泉寺ソフトクリームを食べたので、ラブリー牧場の方はまだ食べておらず。

ラブリー牧場もここから近くにあるそうなのですが、それは車でなら、ということであって、地図を見ると結構奥まったところにあるのかなという印象。

牧場の方で、売店などはないので、ラブリー牧場の商品を買うのならば、このみるく茶屋などの直営店で購入してくださいとのことです。

これはみるく茶屋というより、近くの道の駅で購入したのですが、こんな可愛いパンもあります。

http://lovelyfarm.lovepop.jp

詳しくはこちらでご確認ください⭐︎

帰りは勝山城博物館前からもバスが出ていますので、バスで駅まで帰るのがオススメです。

1.2km先に、勝山ニューホテルという宿泊先もありますので、
前後にこちらで宿泊して、平泉寺周辺を楽しみ、
そして次の日は恐竜博物館コース、などの過ごし方も、勝山を堪能できるとても楽しいプランに思います。

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