奈良公園の『春日大社境内』は『春日大社』があるだけではなく、他に是非行ってみてほしい施設があり、面白いなと思ったので、こちらでまとめてご案内いたします。
画像は春日大社参道入り口。
鹿がお迎えしてくれていました☆(たまたま)
万葉粥・春日荷茶屋
春日大社の参道を5分10分歩くと参道沿いに『春日荷茶屋』というお茶屋さんがあります。
『萬葉植物園』の看板が出ているので、そちらの方へ向かってください。
『春日荷茶屋』は『萬葉植物園』の入り口のすぐ手前にあります。
ここが、春日荷茶屋。
ここには『万葉粥』という、
万葉集にちなんだ旬の野菜を添えたお粥があります。
万葉粥は月替りになっています。
『大和名物膳』を注文しました。
3月の万葉粥『菜の花』に
『柿の葉寿司』(中は鯖でした)
『奈良漬』など香の物
『白和え』『炊き物』『出汁巻き玉子』
『桜餡の葛餅』でした。
5月の大和名物膳
こちら、5月の万葉粥は『筍』
写真には写っていませんが(万葉粥の後ろにちょうど隠れた)葛餅は抹茶餡の葛餅でした。
春日荷茶屋は庭園喫茶とも呼ばれていて、この写真のように広いテラス席があります。
そして、『大和名物膳』、
柿の葉寿司とお粥でどちらも米なので、かなり腹持ちします(笑)
このあと、奈良公園をたっぷり散策される方は是非♡
昔、『奈良にうまいものなし』と言われた奈良県ですが、そんなことありません☆
全て美味しくいただきました🎶
最初店は小さいイメージがあるのですが、実は奥に広い庭があり、テラス席がたくさんあります。
大きな柵がありますので、奈良の鹿も入ってくる心配はなく、かなりゆっくりできます。
暖かくなったらここで春日大社の雰囲気を愉しむのもいいのではないでしょうか?
萬葉植物園
春日荷茶屋を出るとすぐに萬葉植物園があります。
こちらは昭和7年に創設され、国内最古で最大級の万葉植物園です。
万葉集によまれている植物が、多くあり、
植物の隣に和歌の説明があったり、
趣ある植物園です。
身近に感じられる植物が多く、
植物の大切さを学べる、昔から大切にされてきた日本の四季を感じる代表の植物たちが集まっているというか、そのような植物園なような気がいたします。
萬葉植物園には万葉集で詠まれた詩と共に、その詠まれている植物が植えられている箇所がいくつもあります。
植物を見ながら、万葉集にふれる。
趣ある植物園でした。
この萬葉植物園に『藤の園』があり、
20種類200本の藤!
満開時は多くの人で賑わいます。
藤の満開時期中の5月5日は、子供の日、万葉雅楽会があり、
子供たちの昆虫の舞や蝶々の舞を観ることもできるので、
5月5日に行くのもおすすめです。
11月の文化の日にも、
文化の日萬葉雅楽会をされているそうです。
尚、閉園時間は16:30
冬季は16:00となっていますので、行く時間にはお気をつけください。
奈良の鹿保護施設『鹿苑』で餌やり
萬葉植物園から少し進と、『鹿苑』という奈良の鹿愛護会が運営する施設があります。
ケガをしてしまった鹿や妊娠している鹿など、保護された鹿がこの鹿苑でしばらく生活します。
道なりに歩いていると、右手に見えるこの看板。
普通に通り過ぎてしまうかもしれませんので、ちょっと意識してみてください♪
この案内板の先に鹿苑があります。
案内板の奥は、少し広場になっていますが、広場を入ると、石碑があります。
びいと啼く 尻聲悲し 夜乃鹿 芭蕉
松尾芭蕉も奈良の鹿に一句詠まれたようです。
鹿のなき声って何とも表現しにくいのですが、確かに「びい」とないています。
なき声を言葉で表現するというのは面白いなと思いました。
そして、この石碑があるあたりの向かいに、自動販売機がありました。
一見普通の自動販売機なのですが、よく見ると、
この自動販売機の1番下の段の鹿の缶。
これは、ジュースではなく、鹿への寄付金になっています。
面白いアイデアだと思います♪
ジュースを買いたい方は間違って押さないでくださいね⭐︎
そして、この自動販売機の左側に進み、
更に奥まった場所に、
このような入り口が見えます。
ここが鹿苑の入り口です。
誰もいないので、恐る恐る入ってみたのですが、もちろん入っても大丈夫な施設です。
スタッフの方々は隣の施設にいらっしゃるのでご用の方はそちらに♪
鹿苑では、奈良の鹿の資料がいろいろ展示されていました。
奈良の鹿の交通事故多発地点も示されていたり身近な情報があります。
なるほど。鹿がまちにいるとこういうことがあるのかと感じることができました。
あの有名な『鹿の角切り』もこちらの施設でされているようです。
その奥に進むと鹿がたくさんいて、鹿に餌をあげることができます。
ここでは、鹿せんべいではなく、鹿の餌をあげます。(100円)
ガチャガチャから出てきたカプセルを持ってその先に進むと、鹿が、奥の方にたくさんいます。
金網越しですが、
『人が来た!』と思われているのか、奥にいてる鹿達の多くがこちらを見ています(笑)
鹿用のドングリも置いてあって、これは無料であげることができるので、
ドングリをカップに入れようとゴソゴソし始めたら、鹿がたくさん寄ってきていてびっくりしました。
彼らは、ほぼ無音で走ってくるのでしょうか(笑)
鹿苑の見学できる場所はここまでで、小さいですが、鹿のクイズがあったり、
手作り感に癒やされる鹿苑でした。
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