南隣は奈良県、北の方向は、少し車で走ると滋賀県の甲賀市にたどり着く場所。
京都市内の都とはまた雰囲気の違う京都、JR大和路線の加茂駅から、お茶畑の町の和束町へウォーキングしました。
和束町までの距離は、4.2kmあり、時間には十分余裕を持って朝の10時に加茂駅を出発!
スマホで景色を撮りながら、茶畑他も楽しんだお散歩ウォーキングとなりましたが、今回記事にした道で行くのは危険でした。
この記事では、旅の教訓として、初めての旅先の道は、MAPの確認だけでなく、航空写真での地図を一度見たほうがよい理由を解説します。
旅先をどれだけ調べたとしても、実際に行ってみないとわからないことではありますが、航空写真での地図を一度でも見ておいた方が、楽しい旅が危険な旅にならずに済む可能性が高いからです。
航空写真を見たと言って、完全に旅先がわかるわけではないのですが、大体の雰囲気はつかめるので、田舎になればなるほど、航空写真での確認は重要だなと感じました。
加茂駅から和束町につながる「上の道」と「下の道」
加茂駅から和束町につながる道は、2つあり「上の道」と「下の道」があります。
和束町に行ったことは何回かありましたが、歩いてみるともっと茶畑が楽しめるのではないかと、ふとひらめき、歩くルートをスマホの地図上で確認しました。
最初に検索に出てきたのが和束町につながる「下の道」でした。
その際、距離数しか意識せず、ウォーキングで行ける距離だったことが嬉しくて、道の詳細をチェックしていなかったことが、最初の注意点です。
後で、加茂駅から和束町に車で行くなら「下の道」で、歩くのなら「上の道」ということを地元の人に教えてもらいました。
「下の道」は、歩けないこともないですが、車がビュンビュン跳ばす車道だったのです。
※画像は「上の道」からの景色。
加茂駅に到着しウォーキングスタート
まず、駅について、改札を出る前に、お手洗いがしばらくないので、駅で済ませておいてください。
加茂駅の改札を出て右側階段を降ります。
階段を降りて、右手にLAWSONが見えます。
LAWSONがある道を直進、4.2kmほどで和束町に繋がります。
加茂駅から和束町へ!木津川
LOWSONを過ぎ、道を直進すると、木津川が流れる「恭仁大橋」があり、橋を越え、木津川を渡ります。
道なりに進むと、石碑が見えてきました。
加茂ステンショの石碑
歩いていると見える面。
加茂駅側を見ると、加茂ステンショ十五丁と書いています。
ステンショとはステーションのことだそうです。
北側に書いているのは、笠置街道です。
この北の方向に真っ直ぐ山の方へ進むと、和束町に繋がる上の道と呼ばれる道があるのですが、その際は上の道があることを知りませんでした。
そのため、石碑がある角を右に進み、つきあたり左の道沿いに進んでいきます。
のどかな散歩道です。
山々を見ると茶畑がところどころ見えてきました。
道なりに進んでいくと、車道と合流する場所があります。
画像奥に進む道が3本写っていますが、一番右手に写っている道、『←』が入っている青い標識がある道に入ると、二ツ井という井戸があります。
加茂駅から30分ほどにある二ツ井
二ツ井の事を事前に調べていると「二ツ井柏の井」と、なぜか2つの名前がくっついている1つの名前になっています。
読み方も、何と読むのかわからず「につい」などと読んでいたのですが、行ってわかりました。
井戸が二つあるため、二ツ井(ふたつい)だったのです。
二ツ井には、柏の井と樫の井の、2つの井戸があります。
加茂駅からのんびり散策して着く柏の井
井戸の知識を知らないので、二ツ井はイメージしていた井戸とは違っていましたが、下記の画像が、柏の井です。
水が出ている1番目が飲水。
2番目が野菜を洗う用。
3番目は、洗濯?
と言った感じなのでしょうか。
説明書きなどはなかったので、詳しくはわかりません。
ただ、水はとてもきれいな水が出ていて、この日は2月の、雪もちらつくとても寒い日でしたが、柏の井の水は冷たくありません。
これも予想していた温度とは全くの別物。
山の温もりなのでしょうか。
柏の井を出て、左を進むと、しっかり閉められた金網の入り口があります。
もうひとつの井戸である樫の井
ここを開けて中に入ると、もうひとつの井戸、樫の井がありました。
先程の柏の井とはまた雰囲気が違います。
画像右に見えている、台のようになっている石(岩)は菜切石と言われていて、弘法大師がここで菜を切っていたそうです。
井戸のスタイルは先程の柏の井と変わりません。
ただ、こちらの樫の井は、どこから水が流れて来ているのかわからず、水の出どころであろう箇所は真っ暗で、全く見えませんでした。
山と直接繋がっているのでしょうか。
水はこちらもきれいで、やはり冷たくない常温の湧き水でした。
そんなこんなで、菜切石の樫の井を出ると、正面には春日神社があります。
立派な木もありましたが、先は長いので、春日神社へは入らずに、先に進みました。
二ツ井の近くにある和束の標識
二ツ井から、数十メートル道を戻り、交差点を渡ると、和束町の標識があります。
標識の方向の道をただ、ひたすら直進すると和束町。
車通りが非常に多い道でした。
その上、歩道がなかったりする部分もあり、危ないので、暗い時間や天候の悪い日はNGです!
天気がいい日も車道を歩かないといけないのには変わりはないので、十分に気をつけて歩きましょう!和束に繋がる道がこの道しかないと思っていたので、このルートを歩きましたが、道が細いのに、交通量が多いです。
危険を感じ、車の目につく位置で歩くことと、車が来たら立ち止まって、自分達の安全を確保していました。
先程の「加茂ステンショ」の石碑の道を直進すると、和束に繋がっていて、車も断然少ない安全な道なので、断然おすすめです。
もし二つ井を見て行きたい場合は、二つ井を見て、この和束の標識がある交差点を渡らずに左へまっすぐ進むと「上の道」と繋がる「海住山寺口」の信号があるので、そこから上の道に行くことをおすすめします。
和束町に向かう車道は滝のようなポイント
危険なので歩かないでと言っても、この危ない道を歩いてしまった私達。
道沿いに和束川が流れており、川沿い・川側を歩いてゆっくり進みます。
すると、先に、ゴオオオという水の音。
進んでいくと、滝のような川が流れています。
あとから、和束町の人にこの滝の話をしても、「あの道沿いにそんな滝なんてあったかな?」と誰も理解をしてくれません。
GoogleMapでも出てこないので、あれは滝のようなものだったんだと思います。
滝のようなポイントを過ぎるとのどかな田園と茶畑風景が出てきます。
このあたりから歩道が出てきたり、またなくなったりします。
歩いてきた車道よりは、少し安全になりました。
そして、橋を渡るとようやく和束町です。
道なりに進んだ先の小橋付近に肉まんに見える岩があったので、撮りました。
和束町を流れる和束川です。
ウォーキングで和束町入り!和束高橋
また道は歩道がなくなり、車道だけになるので、道の端を歩きながら進むと、看板が見えてきます。
和束高橋というバス停。
和束の中心地まではまだもう少しですが、ここから道を左に入って行くと、石寺の茶畑に入るので、加茂駅〜和束町のゴールはこの場所といたします。
加茂駅から和束につながる「上の道」と「下の道」
さて、下の道は車だと良いけれど、歩くとかなり危険な道に感じます。
安全な上の道と危険な下の道を並べてみました。
ルートはこの様になっています。
危険な道に行ってしまって、危険な思いをされませんよう、新しい地域のウォーキング計画を立てる際は、航空写真でできるだけ確認するのがおすすめです。
危険な道というのは、歩くのに危険という意味で、もし車での移動の場合は下の道を使います。加茂駅から出ているバスも下の道を通ります。