ここまで来たら、砂防新道(さぼうしんどう)も、後半!
室堂(むろどう)ビジターセンターを目指して歩きます。
ですが、ここからが心臓破り的な坂道がなんと2つも待っているのです!
ただ、いろんなシーンがあり、とても綺麗な景色がたくさん待っているコースでもあります。
《前半》
登山前半:別当出合~南竜分岐点
南竜道との分岐点から
こちら標高2100m。
室堂へは、あと2.0km、
室堂の道へ進みます。
もう一つの道に進むと
南竜ケ馬場(みなみりゅうがばんば)に着き、そこには
南竜(なんりゅう)ビジターセンターという山小屋があります。
(標高2080m) (宿泊可能)
目安としては、南竜へは、この分岐点から20分程。
室堂の山小屋は標高2450mですので、
まだまだもう少し!
頑張ります!
今まで段ばかりだった道も、
段はありますが、段のない道もあり、少しだけラクに感じるもあります。
途中、このような感じで、水が流れる道もあるので、注意して歩いて下さい。
白山は高山植物がたくさん咲いているので、花を見ながら歩いている方がたくさんいらっしゃいます。
それぞれの花に時期がありますが、たくさん見たい方は7月後半や8月中旬あたりに行くのが、いいかもしれません。
十二曲がり
ここからが十二曲がりという急な坂です。
上(行く先)を見たらびっくり!
上に向かって人が上がっている様子が伝わるでしょうか。
最初、ここを上がるのかと思ってゾッとしますが、
実際歩いてみると、急で危険を感じるような道はなく、安全に上がっていけるようになっていますが、
なんせ十二、曲がりますので、ここまでの疲労を含め、なかなかのハードさがあります。
歩きながら見える道は開放感ある景色が見えますが、
高所恐怖症の方など、もし、歩いている道から見える景色が、大自然すぎて怖くなったら、自分が歩いている道だけをしっかり見て歩くというのが、そこまで恐怖を感じなく歩くことができるコツです。
黒ボコ岩
十二曲がりをどんどん上がっていき、この黒くボコボコしている岩のエリアに到着したら、厳しい十二曲がりの道程は終了。
ここが黒ボコ岩です。標高2320mまでやってきました!
今、上がってきた十二曲がりの方を振りむくと、絶景が広がっています。
ちなみに、黒ボコ岩の上に乗って写真を撮っている人もいました。
天候によっては雲海が広がる景色を見ることができたり☆
天気によって見える景色が違ってとてもいいです🎶
弥陀ヶ原
黒ボコ岩で一休みして、室堂方面へ
30歩も進むと、木道が続きます。
ここは、白山、御前峰の山頂も見える、
広い野原のような空間。
こちらが弥陀ヶ原(みだがはら)。
白山の山頂、御前峰(ごぜんがみね)に
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の奥宮があり、奥宮への参道となっています。
平坦な道が続きます。
季節によって花を楽しみながら、山の動物に会えたり、時には雲海を眺めながら歩くことができる道です。
五葉坂
もうここまで来てヘトヘトですが、最後の最後で極めつけの坂!があります。
この写真、木道の先にある、上に向かう道があります。
これが五葉坂という坂で、
これを上がりきると、山頂(標高2702m)ではありませんが、
多くの方がひとまずのゴールとする、
室堂(むろどう)ビジターセンター(標高2450m)があるので、
それをモチベーションに頑張っていただければ!!
木道から五葉坂に入る場所に案内板があります。
室堂まであと300m!
ここから五葉坂(ごようざか)という坂、段をひたすら上がります。
ちょっとハードですが、あと3〜5頑張りあれば上がれるはず!!
こちらは上から見た五葉坂ですが、イメージはこういう道を、ひたすら上がるというイメージです。
大体10分〜15分、上がり続けます。
ところで、五葉坂という名前ですが、
高山に生えるハイマツという松(五葉松:ゴヨウマツと呼ばれていた)がある坂なので、
五葉坂と呼ばれているそうです。
疲労感で、それどころじゃないかもしれませんが、
両サイドのハイマツが生えている中を覗くと、
ジブリみたいな世界がありそうな空間になっていて、
高山の小鳥たちが生活している姿を見ることができる時もあります。
この五葉坂を登りきった先に山小屋、
室堂ビジターセンターがあり、ここがゴールです!
お疲れ様でした。
白山国立公園について 白山市・白山国立公園 白山登山道 《室堂から出発》 室堂:2450m〜白山比咩神社奥宮と御前峰:2702m 室堂:2450m~大汝峰山頂:2684mへ! 《室堂からお散歩》 トンビ岩⇔室堂:片道20分程 室堂⇄南アルプス展望台 室堂⇄大回りコースを千蛇ヶ池まで