三休橋筋とは、御堂筋と堺筋の中間を、同じ方向(平行)で通っている筋のことです。
大阪市中央区に位置し、中央公会堂
から南に向かって、道頓堀で三休橋筋の終点になります。
そんな一本道ですが、この三休橋筋沿いには、レトロな建物が多く、最近はオシャレなカフェもたくさん増えてきているので、三休橋筋を案内します。
中央公会堂

大阪市中央公会堂
三休橋筋が始まる中央公会堂です。
ここから南の橋を渡り向かう筋を三休橋筋と言います。
中央公会堂はネオ・ルネッサンス様式を基調とした、建物。
なんと、アインシュタインやヘレン・ケラーも、ここで講演したことがあるらしい。
現在も、イベント、会議室として使われているので、中は自由に入れます。
近くに寄る際は、見学してみてください。
緒方洪庵、適塾跡

適塾
中央公会堂から橋を渡り、進行方向右手(西側)の三休橋沿いを歩いて、一本目の角を曲がると、
医師でもあり蘭学者であった、緒方洪庵の適塾があります。
こちらの適塾も見学できます。
そして適塾のすぐ隣に門があるのですが、そこをくぐると、小さな休憩できる公園のようなスペースがあります。
ここに、緒方洪庵像があり、医療関係に進む学生や、現役の医療関係者が、お参りに、手を合わせにくることがあります。
実はこの公園、通り抜けすることができ、緒方洪庵像を通り過ぎると、つきあたり、左に曲がることができるので、左に曲がると、また三休橋筋に出ることができます。
三休橋筋に出たら左(北)に中央公会堂が見えるので右(南)へ進みます。
三休橋筋沿いとガス燈

三休橋ガス灯
ここからは整備された道が続きます。
道沿いには、
築100年を超える旧大阪教育生命保険ビルのオペラドメーヌ高麗橋や90年近くの歴史をもつ浪花教会。
この辺りは、50基のガス燈が設置され、レトロないい雰囲気があり、最近ではこの付近で、お洒落なカフェが増えてきました。
綿業会館

大阪綿業会館
その綿業会館は、1931年に建設された、ルネサンス風の歴史的建造物で、国の重要文化財と、近代化産業遺産に指定されています。
綿業会館は月に1度(毎月第4土曜日)、見学会を行っていますので機会の合う方にはオススメです。
ランチ付き見学会と、見学のみがあるのですが、全て予約制。
ランチ付き見学会に関しては、半年先まで予約が埋まっているとのこと。
綿業会館の中は、洋風で、イギリス調の部屋、フランス調の部屋、豪華で華やかな、且つ、歴史を感じる建物です。
船場センタービル
しばらく歩くと、中央大通という大きな道が横に通っています。
上には高速道路が走っているのでわかりやすいと思います。
ここは大阪メトロの駅でいうと、御堂筋線の本町駅と堺筋線の堺筋本町駅のちょうど間の位置になりますが、この中央大通の上を通っている高速道路の高架で本町駅~堺筋本町駅の約800mにわたって、『船場センタービル』という、卸の専門店街が続きます。
船場は繊維の街ということで、メインは卸の服が多いですが、小売をしているお店も多く、服以外のお店も多いので、ビル内を歩いているだけでも楽しいです。
長堀通りとの交差点が、昔の『三休橋』と言う名前の『橋』

三休橋交差点
船場センターをこえて、そのまま三休橋筋を下っていきます。
ここはまた雰囲気が変わって、最近は住宅地のようになっています。
右へ2本先に、三休橋筋と並行して、心斎橋商店街があるので、三休橋筋はとても静かな通りとなっています。
まっすぐ下ると、すぐ右に東急ハンズがある通りが、長堀通り。
この道の下には、大阪メトロ『長堀鶴見緑地線 』が走っています。
この交差点こそが、昔『三休橋』があった場所のようで、この橋があるから『三休橋筋』と呼ばれていたそうです。
この交差点の右側が心斎橋、左側は長堀駅。
地下にはクリスタ長堀という地下街があります。
鰻谷三休橋筋-うなぎだにさんきゅうばしすじ-

鰻谷三休橋筋
三休橋交差点を渡ると、街並みは変わります。
ここは『鰻谷三休橋筋』という名前に変わり、飲食店が連なっています。
ヨーロッパ通りあたりからは、夜のお店がひたすら続くと言う感じで、昼は静か。
夜はかなりの賑わいを見せます。
宗右衛門町を超え、道頓堀川の太左衛門橋を渡った場所、道頓堀商店街で、三休橋筋の終点となります。

太左衛門橋
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