この記事では、
宇治茶の産地、和束町のお茶畑ウォーキング
を案内します。
和束町の茶畑スポットを案内するよ
石寺の茶畑
石寺の茶畑は京都府の景観資産登録地域です。
とても整えられたきれいな景観。
茶畑は丸くポコポコとしていてその可愛さに癒やされます。
景観資産登録地域でなくてもどこの茶畑は整えられていますので、
どこを見渡してもとてもいい景色です。
和束高橋というバス停がありますが、
そこを少し入ったところにある茶畑。
こちらは平らにきれいに整えられています。
先程の写真と比べて茶畑の色に違いがありますが、
これは季節が違うというだけです。
茶畑は一年を通して緑色ですが、
春には新芽が出て黄緑色、
冬になるにつれて深緑になるという調子です。
石寺の茶畑で少しお茶しよう!
溶けないアイス『石田長栄堂』と『dan dan cafe』
緑泉コースの茶畑
道沿いに進むと『緑泉コース』と書いた案内があります。
この緑泉コースの案内沿いに進むと、
ぐるっと大きく周り、
また同じ道の近くの場所に戻ってくるというコースになっています。
ここからの景色は田んぼと茶畑のコラボレーションが印象的です。
また雑木林沿いにある茶畑も、
素敵な茶畑がたくさんあります。
雑木林を抜け、
和束川の方まで進むと茶畑と田んぼの景色になり、
雰囲気がまた変わります。
秋は、
黄金色に輝く稲穂と茶畑のとても美しいコラボレーションがみられるとのことです。
弥勒磨崖仏
緑泉コースを歩く途中、和束川沿い、
高さ6m程の岩に『弥勒磨崖仏』が和束川を覗き込むかのように掘られています。
ここは和束長井のバス停から橋を渡ってすぐ左、
和束川の遊歩道を歩いた先にあります。
近くまで行くと、弥勒磨崖仏の案内板が出ているので、わかりやすいです。
像立されたのは、鎌倉時代後期の1300年。
この辺りは鷲峰山金胎寺の参道にあたり、
この弥勒磨崖仏のすぐそばの川で行者が身を清めたそうです。
といっても、ここから鷲峰山金胎寺が近いというわけではなく、
ここから7km以上の距離があります。
弥勒磨崖仏の目の前あたりに『鷗穴(おうけつ)』という、
和束川の水流の浸食でできたくぼみに入った小石によって、
円形の穴ができた自然の造形物がみられます。
杣田の茶畑
杣田の茶畑の一部ですが、抹茶のモンブランに見えるような茶畑を見つけました。
丸くて可愛いので、段々とお茶のお菓子に見えてきてしまいます。
正法寺(しょうほうじ)
正法寺は、このあと述べる安積親王の冥福を祈って、行基が創建した禅寺です。
和束町の中心部に安積親王のお墓がありますが、
この正法寺から安積親王陵墓までは徒歩10分程。
正法寺から安積親王陵墓までは、一本の道で繋がっています。
安積親王陵墓を背に直進すると到着します。
バスで行かれる方、和束町の中心『和束山の家』のバス停より徒歩10分程度です。
新緑の時期、青もみじがとても綺麗。
紅葉の時期もとても美しいのではないかと思います。
紅葉を抜けていくと先、奥に十二支をお供にしたとても可愛らしいお地蔵さんが並んでいました。
冬はお地蔵さんが全体、
赤い帽子とマフラーをしていて、
十二支も帽子をかぶっていました。
とても大切にされていると感じることができ、
あたたかな気持ちになることができるお地蔵さんと十二支像です。
安積親王陵墓
写真の茶畑の上に木がある場所が安積親王陵墓です。
安積親王(あさかしんのう)は聖武天皇の皇子。
この地を愛した皇子の為に、
この和束の町がよく見えるこの場所に陵墓として葬られたと伝わっているそうです。
和束町で茶畑を歩く時に、
勝手に茶畑に入ってはいけないというルールがありますが、
安積親王陵墓は茶畑の上にあるために茶畑の中に入ることができます。
安積親王陵墓参道と案内がある道を通ります。
安積親王陵墓がある辺りが和束町の中心となります。
和束茶カフェという、お茶もできて、
和束町一のお土産ショップがあるお店があります。
お茶を使った食品、様々なお茶が置いています。
お茶についても、茶農家の町ならではの知識をいろいろ教えてくれます。
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和束町《中心エリア》のグルメ情報
釜塚の茶畑
正法寺へ行くバスの停車場『和束山の家』から正法寺の方向に進みます。
正法寺入り口に入る為に右へ曲がる箇所を左奥へ進んでいくと、釜塚の茶畑が見えてきます。
こちらは京都府景観資産登録地域。
和束は様々な茶畑があり、
ほとんど同じように見えてしまうのですが、
何度か見ていくうちに地形などの違いに気がついていきます。
釜塚の茶畑は印象がなんとなく、三角というか、そんなイメージ。
釜塚の茶畑を見ながら茶畑沿いにまっすぐ和束中学校へ進み、
そこから和束川沿いの立派な桜並木を通り、
橋を渡った先にも可愛い茶畑が広がります。
この辺りの地区は茶畑もありますが、民家が多い印象な地域です。
以前、このあたりでたまたま野生のキジが降り立つのを目にしました。
和束町の鳥は『キジ』です。
ほんの数秒だけ目があって、すぐにお茶畑に消えていきましたが、もしかするとウォーキング中にキジに出会えるかもしれません。
和束の八坂さん(神社)の大杉:京都府指定天然記念物
和束町の八坂神社に樹齢1300年の大杉が祀られています。
行き方はバス停の『和束中学校』から徒歩、15分ほど。
こちらの大杉は、昔落雷に遭ってしまい、本幹が倒壊してしまったそう。
その際、枝木の8本が株を一つにして、長い年月をかけ、巨木となったと伝わります。
根が傷むのであまり近くにはいけませんが、大杉の根も素晴らしいので、
八坂の大杉を見に行かれた際は、根の方にも是非目を向けていただきたいです。
園の茶畑
『園』という地域になります。
バス停名は『東和束』。
ここは和束天満宮がすぐそばにあります。
『竹の子』という軽食屋とお茶屋の『中尾園』がある道を入っていくと園区の茶畑が見えてきます。
ここの茶畑が、
美しく、
どんどん歩いていったら、
道に迷ってしまいました。
ただ、道は複雑ではありません。
コンクリートの道を進んでいくと町に戻ることができますので、道に迷ったと感じたときは、焦ってコンクリートではない道に入らないように。というのが教訓です。
和束天満宮
和束町『東和束』というバス停を降りて道を横断するとすぐに『和束天満宮』があります。
こちらは平安時代、
円融天皇より菅原道真の絵を奉納され、
祀ったことが始まりとされているとのこと。
写真左の石は国指定の重要文化財。
和束天満宮の境内から出土したという大変貴重な46億年前のヘドロとマグマの化石。
原山(はらやま)の茶畑
地域によって地名の読み方は様々。
こちら、
原山の読み方を完全に『げんざん』と思い込んでいましたが完全な間違いで、
『はらやま』が正しい読み方。
地元の方に『げんざん』と言っても通じませんので間違えないようにしましょう。
原山地区の茶畑は、
とにかくもう茶畑が広がっているという景色でとても美しいです。
この地区も京都府景観資産登録地域。
円形茶畑という茶畑も珍しいそうですが、
この円形茶畑がある場所は道が細く、
お茶農家の方の邪魔にならないように観光してください。
とにかくこの円形茶畑の場所がわかりにくいので、
もし道を聞く場合は、
どの場所からみると円形茶畑が見れるのかを確認したほうが良いでしょう。
円形茶畑から山に入っていった先が鷲峰山に行くことができます。
円形茶畑がある山道に入る方と逆方向に、『養生の芝』と呼ばれているとても気持ちが良い茶畑があります。
円形茶畑から養生の芝の方に(地図は観光協会でもらって持っていく方が良いです)抜ける杉林があり、
杉林を進むと『養生の芝』です。
この原山地区、茶畑の近くに包まれるような気分の自然いっぱいの地域でした。
養生の芝から、
原山のバス停まではもと来た道を戻らず、
この養生の芝から右前の方向に浄水場を目指して歩いて行くと、
雑木林と竹林を通り、原山のバス停まで戻ってくることができます。
浄水場は白いぽっこりしたものが養生の芝から右前の方向にみえるので、そこを探してください。
茶畑には影がなく、日差しが直接あたりますので。日焼け対策、しっかりして行ってください。
茶畑はとても気持ちがいい。
こちらの範囲はものすごく広く、
レンタサイクルで回るのもありですが、
茶畑は坂道が多いです。
サイクリングでの坂道に抵抗がない方にはオススメ。
和束川沿いをメインに走る車道、
5号線沿いにはバスが走っています。
行きたいところだけウォーキングして他をバスで移動するのも良いです。
※バスの本数は少ないので時刻表のチェックは必要です。
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