四国最西端となる佐田岬半島の1番先端の佐田岬灯台。
佐田岬半島は細長く、佐田岬半島がある町・伊方(いかた)町は端から端まで50kmあるので、バスや車で伊方町に入っても、佐田岬灯台は一番端、旅路はまだもう少し続きます。
アクセス
佐田岬灯台への行き方は公共交通機関ではバスしかありません。
伊方町へは『松山』や『八幡浜』から『三崎行』のバスへ乗ると、伊方町に着きます。
降りるバス停は終点の『三崎』。
松山からはバスで3時間程、八幡浜からは1時間程で到着します。
そして、佐田岬灯台へは、まだ続きがあり、『三崎』のバス停から、伊方町巡回バスに乗り換え、『佐田岬灯台駐車場前』で降ります。
バスでも車でも、どちらで行っても、佐田岬灯台へ行く際はこの駐車場に着きます。
そしてこの駐車場から灯台までは1.8km程歩きます(40分程)。
佐田岬灯台駐車場から見える海(九州方面)を背にすると、右と左、どちらもに道があります。
左側の方が案内板があるため、目立ちやすいので左側を行ってしまいそうになりますが、左側の道を進むと畑に行ってしまいます。
佐田岬灯台へ行くには右側の道になるので、お気をつけください。
※お弁当やおやつは準備要
佐田岬灯台には駐車場に自動販売機があるだけなので、
何か食べるものを佐田岬灯台で調達したいと思っていた方は、
事前に用意しておいた方が良いです。
『三崎』のバス停の近くに三崎港があり『佐田岬はなはな』という施設の1階に、
お惣菜やご飯(サザエ飯など)やお菓子やおつまみなど売っているので、
そちらで伊方町の美味しい幸を購入して佐田岬灯台に向かわれるのも良いかもしれません。
あと、伊方町は風の通り道と言われ、佐田岬灯台の方は特に風が吹きます。
寒く感じると思うので、一枚羽織れるものを持っていると良いです。
佐田岬灯台公園
さて、佐田岬灯台を目指して歩きます。
上がり下がりがある道を1.8km歩くので、歩きやすい靴で散策してください。
途中でこのような看板があります。
歩いていたら本当にイノシシと出会ったので、本当に出ます。
出会った時の対応も書いていて、とてもありがたい看板でした。
まるでヨーロッパの様な景色
しばらく山の中を歩くと、美しい海が見えます。
この辺り、右手に御手洗がある広場があるのですが、左手に海に下りる道があり、ちょっとそちらを寄り道しました。
宇和海は穏やかな海。
とても美しく、ここは日本ではなくて、ヨーロッパのどこかの海岸のような??そんな感覚になり、とても気持ちが良いです。
佐田岬半島はリアス式海岸。
小学校の時、社会で勉強した東北地方の三陸海岸以外にもリアス海岸はあり、佐田岬もリアス式海岸とのことでした。
佐田岬灯台
これは佐田岬灯台を後ろから見た写真、ここを目指します。
到着しました。
この灯台をぐるっと回ると、四国最西端。
この先は海。向こう岸は大分県。
わかりやすい地図で今どこにいるのか、何が見えているかが、よく理解できました。
ここから後ろを見上げると、カメラに収まりきらない佐田岬灯台。(近すぎる・・・)
御籠島:みかごじま
佐田岬灯台から御籠島へ歩いて行くことができます。
昔は歩いて行くことができませんでしたが1967年に佐田岬と御籠島の狭い海峡に蓄養池を作った(※現在は使われていない)ために陸続きとなったとのことです。
1945年の終戦の年に、御籠島は佐田岬砲台の工事がされ、御籠島には洞窟式砲台跡があります。
※1945年に完成したが、程なく終戦し、砲台は廃止となったとのこと。
永遠の灯
佐田岬と御籠島は昔は繋がっていなかったけれど、現在は繋がっているので、こちらが実は四国最西端の地となります。
トップ画像の『永遠の灯』というモニュメントもこちらの御籠島にあります。
このモニュメントの中に佐田岬灯台を入れて、記念撮影したり、そしてフォト婚などもされている様です。
以上、佐田岬灯台公園でした。
佐田岬と御籠島は繋がっていますが、波が高い時は危ないので、十分にお気をつけてタイミングを見計らって渡る必要があります。
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