愛媛県八幡浜市、八幡浜駅から徒歩15分程の場所から、街の商店街があります。
この商店街、名前は銀座商店街・新町商店街という名前があるのですが、『黒い商店街』とも呼ばれています。
『黒い商店街』について、レポートします♪
大正湯側から入る
黒い商店街を上から見ると(地図)『逆T字』のようなカタチになっています。
八幡浜に2つしか残っていないという銭湯の一つ、『大正湯』の方から少し入ったところに、銀座商店街という入り口があり、
そこからが黒い商店街の入り口になります。
八幡浜駅から黒い商店街に向かう際にはまず大正湯を目指します。
総鎮守八幡神社
こちらはスーパーホテルやパチンコ店がある近くに入り口があります。
銀座商店街の端から端で、途中に曲がるT字路(商店街としてはT字路だけど、道としてみると十字路の場所がある)の部分から、新町商店街になります。
二宮忠八翁生誕の地
さて、八幡神社側から入ると、左手に”二宮忠八翁生誕の地”の石碑があります。
二宮忠八(1866-1936年)は日本の航空機の父と呼ばれている方で、出身が八幡浜の銀座商店街がある、この地だそうです。
アメリカのライト兄弟は世界初の飛行機パイロットとして、1903年に世界初の有人動力飛行に成功したとしてとても有名ですが、当時日本にはそのニュースがすぐに入って来ずに二宮忠八も飛行機の開発に力を注いだそうです。
5年以上たち、ライト兄弟の飛行機を新聞で知ったことがきっかけで、飛行機の開発から離れてしまったそうですが、技術的に正しい内容で開発を進められていたそうです。
飛行機発明以来、航空事故が多発するようになったことで、二宮忠八は京都府の八幡市に飛行神社を設立されています。
毎月8日は八日市
さて、黒い商店街ですが、毎月8日に『八日市』を開催しています。
和菓子屋さんが和菓子を出していたり、
シーズンにはみかんがずらっと並んでいたり、
愛媛県と言えば、今治タオル!
こちらは八幡浜市ですが、今治タオルも安く手に入れることができたり、
商店街以外からも出店されていそうなお店もあったりするので、
8日に八幡浜に行かれる方は、特に午前中、黒い商店街に寄ってみると掘り出し物があるかもしれません。
黒い商店街
黒い商店街、開いているお店もありますが、シャッターが閉まっているお店も多い印象。
営業しているお店は個性的というか良い印象です。
トップ画像になっている巨大な学ランとセーラー服の制服屋も黒い商店街の中にあります(かなり大きいです)。
商店街にあるポストは黒い色だったり、商店街の全てが黒に徹底している、という感じではないですが(黒い商店街さんごめんなさい)、
黒いものがいろいろなところにあったり、工夫がある印象です。
黒いメニュー
黒い商店街だけに、商店街にあるお店では、黒いメニューが用意されているお店も多いです。
詳しくは商店街の中に設置されているブラックリスト(という商店街の案内本)をご覧ください。
例えば、モンブランという名前の喫茶店(1978年喫茶営業開始の老舗)が、
黒い商店街のちょうどT字路あたりにあるのですが、お店は至って普通の喫茶店。
ウインナーコーヒーを注文してみると、こんなにボリュームあるカタチで出てきたので個性的なお店なのかもしれません。⬇︎
ここまでは黒いメニューではないのですが、ブラックリストに載っているお店は、必ず1つの黒いメニューを用意されているということで、
ブラックリストに掲載されている、こちらのモンブランでは、黒いヨーグルトというものがインパクトがある!とのことで注文。
この黒は、竹炭だそうです。
味の方は美味しくて、このメニューはこれでとても良い逸品でした☆
甘甘日和でみかん王国のみかんを配達☆
商店街の巨大制服がある方の道から終点へ抜けてまっすぐ進むと、大通り沿いに’甘甘日和’という名前の施設があります。
こちらは、にしうわ(この八幡浜の地域名:西宇和)のJAがされている特産センター。
シーズンにはみかんがずらっと並びます。
八幡浜のみかんは愛媛県の中でも美味しいと有名ですが、八幡浜の中でも地区が様々あり、その地区のみかんを購入したり、配達したりでき、
特に配達するのに、ここは良い場所です。
みかんに紛れて他の果物もあるので、実はそちらもかなり美味しかったりします!
ちなみに八幡浜のみかんは、真穴みかん(真穴地区)・日の丸みかん・川上・合田など、他にもいろいろあります。
真穴と日の丸は特に有名なので、よく目にするかもしれません。
(どちらも美味しいけれど、味比べすると味の個性が若干違うので、面白いです。)
みなと湯(黒湯)
甘甘日和の入口を背にすると、正面の大通りを挟み斜め右前の方に”みなと湯”という温泉施設があります。
ここは比較的新しいので、駐車場も広く施設も広いです。
こちらの温泉はモール温泉と言って、地下950mから湧出したとのことですが、モール泉という泉質は植物性の有機質を含む温泉で、ヨーロッパにはよくあるらしいですが、日本ではかなり珍しいとのこと。
そのモール泉が黒湯と呼ばれているそうで、モール泉の温泉施設を作ったことで”黒い商店街”の名前の由来となるそうです。
大変珍しいお湯とのことなので、温泉好きとしても入ってみたいと行ってまいりました。
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