山形県酒田市は日本海沿いの北側(秋田県寄り)にある街。
昔は北前船が来る、商いが行われる場所として栄えていました。
北前船が通るものだから、ここは東北地方の山形県ですが、
遠く離れた京都や大阪の文化も少し感じられるような、そんな雰囲気を持っているように感じられる場所でした。
酒田港
海の玄関口、酒田港。
酒田駅から歩くと20分以上かかった印象です。
散歩できる距離なので、私は歩く派ですが、コミュニティバスも走っています。
地図上では酒田駅を左方向にまっすぐ進み、7個目の信号(何個目の信号ということのみが目印っという場所は意外に多いです(笑))の交差点、左に曲がり、ずっとまっすぐ行くとつきあたりに見えてくるのが酒田港の『定期船発着所』です。
ここから定期船に75分乗ると飛島に到着するようですが、
この日は天候が悪く欠航でした。模型は飛島の模型。
この発着所を出てほど近くにあるのが『山形県酒田海洋センター』。
酒田港の歴史、船の模型など、たくさんあり、船のことがわからない自分でも楽しむことができましたし、船の好きな方はもっともっと楽しめるのではないかと思います。
海洋センターを楽しんだら、海鮮市場で海鮮はいかがですか??
『さかた海鮮市場』と『みなと市場』があります。
どちらも清潔な印象で結構賑わいがありました。
さかた海鮮市場の方で一品、
鮭の白子の唐揚げを食べ歩きしました♪
そして、海辺を歩くと、いろいろな船が停まっています。
ちなみにトップ画像は酒田港のつるぎという高速特殊警備船だそうです。
次回は酒田港の定期船で行くことができる飛島(とびしま)へも往復してみて、一日中酒田港でのんびりするのも良いなっと思った酒田港散策でした。
近代化産業遺産:山居倉庫
この辺りは、米が多くとれることで有名な地域、
この酒田港のごく近くに米の取引所がありました。
酒田駅からは、バスで10分程の場所。
『山居倉庫(さんきょそうこ)』と言います。
現在は米や穀物の倉庫として、今もなお営業中です。
ぶらぶら歩いているとこんな景色が見えてきます。
小橋を渡ると、ここが山居倉庫。
山居倉庫は、酒田米穀取引所の付属倉庫。
ここで農家さんのお米を預かり、ここから大阪や東京に運ばれていました。
まずは、おなかが減っていたので、どこかのスーパーで買ったおにぎりで腹ごしらえ。
たまたまのお米つながりでした(笑)
『すじこ』のおにぎりは東日本には多いですが、西日本では恐らく売っていないと思います。
山居倉庫には庄内米歴史資料館と酒田市観光物産館があるのですが、実は観光用だけではなく、現在も米穀倉庫として営業しているので、多くのトラックが止まっていて、実際に作業しているところも見る事ができます。
※ちなみにこの写真に出てくる『人』は『人形』です。
そして、この山居倉庫で有名な、山居倉庫の後ろ側。
後ろ側は防風林の役割と、お米のことを考え、日が当たりすぎないように、ケヤキが植えられています。
国指定史跡・旧鐙屋
山居倉庫からほど近くに、『旧鐙屋(きゅうあぶみや)』という
江戸時代を通じて繁栄してきた廻船問屋があります。
現在、中を見学できるようになっていて、その当時の暮らし、どのようなものが取引されていたのか、酒田の文化を学ぶことができます。
酒田駅から1.5kmの距離、バスだと8分くらいの場所です。
家屋は国指定史跡となっていて、一般公開されています。
旧鐙屋は『石置杉皮葺屋根』の町家造り。
実際に展示されているものから、その当時の大問屋の暮らしが体感できるような雰囲気でした。
最後行った蔵に映像があり、酒田祭りのシーンを見て、衝撃を受けました。
この映像は、この施設だけではなく、酒田の文化も伝えています。
行かれる方は是非見てください♪
北前船の交易により「西の堺、東の酒田」と言われた『酒田』。
美味しいお米に、新鮮な海の幸・・・
酒田駅の駅弁
そして、短時間しか滞在できなかった酒田でしたが、駅でたまたま購入した駅弁が、とても美味しいものでした!!
酒田は庄内地方という地域になりますが、
この庄内地方を中心とした食材を使った一品が詰め込まれているお弁当。
山形の田んぼ、そして日本海を見ながらの嬉しい電車旅となりました。
酒田市に魅力を感じ、また行きたい、今度はゆっくり行きたい地域だなぁと思っていたら、2018年の移住したい都市の1位に選ばれた地域になっていました!
魅力を感じる方が多い地域のようです。