京阪電鉄『七条』駅~JR・近鉄『京都』駅までを、のんびりさんぽ

京都市

京阪電鉄『七条』駅~JR・近鉄『京都』駅までの、のんびりさんぽみち、実は距離にすると、たったの1km。

京阪電車とJRは大阪内で繋がっている駅があるのですが、京都内では繋がっている駅がありません。

電車で行こうとすると、例えば、『丹波橋』駅で近鉄電車に乗り換えて、『京都』駅に向かうのですが、京阪電車の『七条』駅まで行くと、1km歩くのですが、乗り換えて京都駅に向かうのと、京阪七条駅から歩いてJR京都駅に向かうのと10分程しか変わらないことがわかりました。

たった1kmの散歩道ですが、京都は街並みがいいということと、京都らしい見どころが多いので(あと、歩くことは健康のためにもいい♪)、紹介させていただきます。

ちなみに京阪七条駅からJR京都駅を結ぶバスも出ています。

七条大橋

七条大橋

京阪電車の七条駅を出てすぐ。この写真は七条駅の1番出口を出たすぐの場所で撮った場所。

この写真の向こう岸の左側に見える白い塔が京都タワー。

この京都タワーがある場所が京都駅なので、ここを目指して進みます。

まず、この七条大橋を渡るのですが、七条大橋は鴨川に架かる橋では最古の橋とされています。

京阪七条大橋

七条大橋の高欄は、三十三間堂(京阪七条駅から徒歩10分程)の『通し矢』をモチーフにしたデザインとなっています。

七条仏所跡

七条大橋を渡るとすぐにある高瀬川

七条大橋を渡ってすぐ、鴨川と並行して流れている細い川(上の画像が高瀬川です)、高瀬川にかかる小さな橋があります。
その橋は『七条橋』というそう。

七条橋

そこも超えてそのまままっすぐ進むと(3本目の角)左手に七条仏所跡があります。
七条仏所跡は慶派(平安時代~江戸時代の仏師の一派)の仏師の工房で仏師一族はここに住んでいたとのこと。

平安時代中期に活躍した定朝をはじめ、鎌倉時代に入って、運慶・湛慶・快慶もここから輩出されました。
定朝は、平等院本尊の木造阿弥陀如来像を彫ったことで有名な仏師です。

幕末の兵乱に火災にあい、仏所の遺構は全焼してしまい、現在は立て札が立ってあります。
七条仏石跡

渉成園(しょうせいえん)

渉成園から見る京都タワー

渉成園から見る京都タワー

七条仏所跡も通り過ぎて、直進、京都タワーの方に曲がると正面が京都駅となりますが、七条仏所跡に着いたら、右へ、信号を渡ったところをそのまま直進すると東本願寺の飛地境内の『渉成園』があります。

渉成園は、生け垣に枳殻(カラタチ)を植えていたことから、枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれてきました。広さは約1万600坪あり、池泉回遊式庭園になっており、池の橋の上は京都タワーがきれいに見えるスポットです。

渉成園

渉成園

文人趣味に溢れる仏事庭園として、国の名勝に指定されている渉成園には、多くの人々が訪れています。

千利休らとの親交があったことから茶の湯との関わりも深くあり、茶室や茶席があります。

渉成園

バスで行かれる際は、市バス烏丸七条バス停で降りて徒歩5分ほどで着きます。

尚、各京都駅と京阪七条からは徒歩10分ほどです。

東本願寺

渉成園を訪れたら、出て、西へまっすぐ進むと5分程で東本願寺に到着します。

先程の七条仏所跡をそのまま直進し、『烏丸七条』という交差点で右を見ると、この画像の景色が見え、東本願寺に到着します。画像左にあるのが東本願寺です。
 
こちらが東本願寺の一部。
 
元は本願寺という一つのお寺だったのですが戦国時代の本願寺は、武闘派信仰集団だったそうです。それを、織田信長や豊臣秀吉や徳川家康がなんとかしたいと、最終的に本願寺の東側と西側の土地を譲ることで、本願寺が東西分裂することになったそうです。
 
東本願寺の御影堂は、世界最大の木造建築であります。
 
東本願寺の外側をぐるっと歩いていると親鸞聖人像があり、このまま西にまっすぐ進むと西本願寺があるのですが、西本願寺前のLAWSONの横に庭園があったり、日本の歴史を感じながら、京都はお洒落な街であるなと感じます。

京都タワー

東本願寺がある『烏丸七条』の交差点に着くと、東本願寺と反対の方向に見えるのが、京都タワーです。形がろうそくのように見えるとのことで、ロウソクがモチーフと思っている方も多いらしいのですが、京都市は海がない街。

京都平野を照らす灯台をイメージして建てられたそうです。

京都タワー夜

京都タワー夜

こちらは夜の京都タワー。日によって光の色が変わりますが、確かにロウソクにも見えるかも。

右の2枚ですが、同じ日の京都タワー。

一番右側の京都タワーはビルに鏡のように映る京都タワー。

こんな風に京都タワーが見える場所もあります♪

京都タワーは展望台、大浴場、1Fはお土産ショップ、地下1Fには、様々な飲食店が集まるお洒落なフードコートなような場所になっています。

京都タワーは1963年からありますが、リニューアルされて、中はとってもきれいな、お洒落に空間になっています。

路地裏のグルメ

歩いていると、路地を少し入ったところにお洒落なお店があることが多いのが京都のイメージ。

駅周辺の方がお店の数は多いですが、路地をふらっと歩いていて出会うお洒落なお店が見つかると面白いです。

こちらは七条河原町。写真正面の信号を渡った先のビルとビルの間の細い道を入ります。

この奥にあるasipai。
こちらはスパイスカレー屋。
オススメの路地裏店です。
asipaiのカレー

こちらのカレーは、

豚キーマカレーとココナッツカレーの合い掛けカレー。

鳥取県にあるカレー屋の2号店で、

鳥取のとりカレーと言うメニューもあり、美味しいです。

七条通

七条通

京阪七条駅~京都駅間の散歩道でしたが、この道は七条通りという通り付近にある観光スポットの紹介でした。そして、七条通の七条駅~京都駅間外にも見どころ観光スポットがまだまだたくさんあります。

こちらは七条通を東に向いて撮った写真。ここから5分強歩くと京阪七条駅へ。

その奥には『三十三間堂』『智積院』『京都国立博物館』があります。

全て七条通沿いなので、まっすぐ進むだけで到着します。

逆に写真手前をずっと進むと京都駅です。京都駅の目印は京都タワー。

左手に京都タワーが見えたら、京都タワーを目印に左に曲がってください。

そして、京都タワーが見えても、左に曲がらずに七条通を進むと、また少し違った街並みを見ることができます。

ここはその一部。ヨドバシカメラ京都のパーキングは京都仕様に変わっていました。

そしてこのまま七条通をまっすぐ行くと『西本願寺』があります。

西本願寺を通り過ぎると次の大通り(七条大宮)を渡った左手に、『梅小路公園』『京都水族館』『鉄道博物館』があります。

七条通りを全て観光するだけでも1日過ごせてしまいそうな程、充実しています。

京都観光する場合、京都市内の移動は電車より、バスの方が便利な場所が多く、バスの利用が増えると思いますが、いつ行っても、観光客の方々で溢れかえっている街。

バスの利用客もとっても多いので、バスも混雑しています。

そういった意味でも、散歩がてら歩いて移動するのも、人混みのストレスなど感じることなく、京都の街並みを感じながら、気持ちよく散歩できるので、歩けるところは歩くのがおすすめです。

ただ、京都に観光に行く際は、結構歩くので、歩きやすい靴で行くのがいいでしょう。

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