【愛媛県】どんな町?喜多郡『内子の町』を歩く

内子町 内子町
内子町

愛媛県の松山から電車で50分ほど南の方へ行くと、内子(うちこ)という町があります。

内子町は木蝋や生糸の生産販売、薬などの卸町の町として江戸末期から大正にかけて栄えていた町で、今も伝統的な町並みが残っている『木蝋と白壁の町並み』として有名な町です。

内子駅から更に電車で40分進んだ『八幡浜市』で、「内子の町並み、すっごいいいよー!」っと聞いていて、「小さい町並みなんだけど」っとも聞いていたので、

日帰りで、っという気持ちで行ってきました。(→結局日帰りの予定は1泊することに⭐︎笑)

内子駅で情報収集

内子駅

初めて行く地域では、観光の情報発信をしている場が大体、駅の隣にあり、まずそちらに伺ってから町の散策をスタートさせることにしています。

『内子駅』には『旅里庵(たびりあん)』という観光案内所がありました。

内子では、観光案内サービスが様々用意されていて、

この『旅里庵』からレンタサイクルを借りることもできて、タクシーが案内してくれるコースもあったり、便利に観光できるコースが用意されているようです。

私は、行きたいところは数カ所決まっているのですが、内子の町並みのことは知らないので、案内所の方に聞いたら、もちろん内子の町のことをたくさん教えてもらい・・・

ちょっと日帰りで足りない!と思い、内子の町を宿泊する予定に変更になりそうなくらいにたくさん教えてもらいました(^^)

それでは散策スタートです!

まず目指すは『内子座』

内子座外観

内子に行くなら、テレビでも何気に見たことのあった『内子座』を一度見てみたいなっと思っていたので行ってまいりました。

内子駅からは歩いて5分ほど。内子の町並みの入り口とも言える場所にあります。

内子座とは木造劇場で重要文化財で大正5年に、大正天皇即位を祝い創建されたとのこと。

老朽化によって取り壊しになるところを町民の熱意により復元し、昭和60年に劇場として再出発。今でも活躍している劇場です。

内子座

『内子座』の内部を案内してくれる方がいらっしゃって、案内してもらい、劇場の下から上まで隅々まで見ることができました。

商いと暮らし博物館

商と暮らし博物館の入口

内子座を出て、本町通り沿いに歩くと、突然、音声が流れたので、そちらの方をみると、薬を売っているお店にいる人形同士が会話を流している音でした。

ここは『商いと暮らし博物館』で1921年(大正10年)頃の薬屋の暮らしを、当時の道具や人形を用いて再現している博物館。

人の気配を感じると喋りだす人形にちょっとびっくりする時がありながらも、楽しく回れて当時の雰囲気が分かりやすく伝わる博物館でした。

八幡神社

八幡神社

商いと暮らし博物館の向かいに『八幡神社』という小さな古い神社がありました。

この町を守っている神様だと思い、ご挨拶。(その土地にお邪魔するとき、神社を見かけると、お世話になります♪っとご挨拶だけしに行くことがあります。)

八幡神社のイチョウの木

木も大きいけれど、葉のサイズも手のひら以上ある位に大きいイチョウの木がありました。

内子フレッシュパークからり

そろそろお昼時になり、お昼ご飯を食べに行こう!と、気になっていた道の駅『内子フレッシュパークからり』へ向かいました。(徒歩15分程)

ここは、国土交通大臣選定の全国モデルの道の駅の1つ(全国に6つしかない?)だそうです。

とりあえず、内子の地元のものをたくさん食べたいし、たくさん見たいので、『道の駅』へ♪

さっきの町並みとは変わって、山があり、川が流れて、橋があり⭐︎

緑ある景色です。

直売所があり、他にもお店がちょこちょこ入っていて、結構大きな道の駅です。

その中にある『レストランからり』は、お惣菜がビュッフェで、内子の野菜や内子豚などの地元の食材と旬にこだわっているとのことで、こちらでお昼ごはん♪

この日は内子の観光案内所で教えてもらった『ゲストハウス』に泊まることにしたので、夜ご飯と朝ごはんの調達もこちらの道の駅で♪

そして、その後に聞いた話ですが、実は内子は果物の町で、果物が美味しいとのこと⭐︎

栗も盛んだとか^ ^

この道の駅でたくさん買って、宅配してもらうことにしました⭐︎

そして、この中にあるパン屋さん(直売所とレストランの間辺りの広場にある)はかなり人気があるそうです♪

フレッシュパークからり内にあるパン屋

確かに、小さな空間にあるお店ですが、お客さんの出入りが多いお店でした。

内子の町並保存地区『八日市・護国町並』を歩く

腹ごしらえをして、ゲストハウスに荷物を早めに置いていてもいいよっと仰ってもらえたので、荷物を置きに行って、身軽になり、内子の町並保存地区を散策しました。

内子町・町並保存地区

町並保存地区(八日市・護国町並)は江戸時代後期から大正時代にかけて建てられた町家や豪商の屋敷が軒を連ねています。

淡い黄色の漆喰で塗られた壁や建物の町並みをプラプラと歩きます。

細い路地も素敵です。

町並みを上がったところに学校があり、その向かいに『上芳我邸』という『木蝋資料館』があります。

木蝋資料館『上芳我(かみはが)邸』

上芳我邸

木蝋資料館になっている重要文化財上芳我邸を見学いたしました。

とても広い敷地、大きな上芳我邸、明治27年の建築だそうです。

『芳我』という名前はこの辺りでたくさん目にします。『本芳我』『上芳我』『中芳我』『下芳我』、『油芳我』さんなど、まだまだ多いとか。

この『芳我』家は内子の木蝋生産の基礎を築き、発展の中心となった家だそうです。

大きく広々とした建物を見学しながら、『木蝋』についても学べる素敵な空間でした。

木蝋の作り方の図

うちこのおねはんさん

町並保存地区を更に進むとこの辺りからちょっとまた雰囲気が変わって味がある町並みになります。

そこを少し行くと、この町並みの終点(始点?)に到着し、

(町並駐車場という大きな駐車場がある)その先に『うちこのおねはんさん』があるとのことで、おねはんさんまで行ってみました。

ここは護国山の高昌寺というお寺。

室町時代の1441年に草創されたとのこと。

『うちこのおねはんさん』の歴史は新しく、1997年に製作されたとのことです。

うちこのおねはんさん

長さは10m、高さが3m、重さは200トンあるそうです。

大森和蝋燭屋

おねはんさんから八日市・護国町並に戻り、下に降りる辺りにある『大森和蝋燭屋』。

『上芳我邸』にて『木蝋』の勉強もさせていただいたので、こちらの『大森和蝋燭屋』にも入ってみました。

内子の伝統、和蝋燭

内子の和蝋燭がたくさんあります。

そして、お店の方が木蝋について説明してくださって、作業している場を見学できます。

大森和蝋燭屋の作業風景

夜ご飯

夜ご飯は、お昼に行った道の駅『フレッシュパークからり』で調達していたので、宿泊するゲストハウス1階のカフェバーでいただくことに。こちらのゲストハウスは宿泊者は、夜ご飯は、持ち込んだもの、ゲストハウスで調理したものでも、カフェバーで食事をさせてもらえます。自分の好きな寛げる席でゆっくり食事♪

ゲストハウス内子晴れ

内子のものを食べてみたい!っと思って、持ち込んだものは、内子名物『丸ずし』。

ずっと気になっていたのです。この『丸ずし』。

内子の丸ずしは、『お魚とすし飯』ではなく、『お魚とおから』なのです。

丸すし

内子町は山の中で、海はないのですが、その昔、町の鮮魚商が、夜中の2時頃に内子を徒歩で出発し、海で新鮮な魚を仕入れると、すぐさま引き返し、再び峠を越えて、お昼頃には内子の町で売っていたという、毎日往復10時間もかけて鮮魚を運んでいたそうなのです。

そして内子の豆腐は味が良く、おからも当然味がよいので、
おからと、手に入りやすかった小魚を寿司に仕立てたのが始まりではないかと言われています。

『おから』をすし飯に仕立てることは、実は江戸時代の料理書にも書いてあり、珍しくなく、古くから行われていたそうです。

そんな丸ずし、ずっと気になっていた丸ずし、を道の駅で手に入れた私は、ゲストハウスの冷蔵庫に入れて、夜が来るのを楽しみにしていました♪

あとは、おからのケーキ⭐︎

そしてバーで注文した、お酒とおつまみにシューマイを♪

ゲストハウスのオーナーは関東から移住して、内子の良さを守りたい広めたいと始められた方。

ゲストハウスもこだわりある造りだそうです。

地元の方々も多く訪れるカフェバーで、私も会話に入らせてもらい、盛り上がった夜だったのでした。

こんな者にまで・・・ありがとうございます^ ^

そして、その後は上の部屋で就寝♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました